2008年11月2日更新
写真提供 網屋横筋
エヌエスウインドパワーひびきは、同名の会社が保有する風力発電施設。響灘風力発電所。出資者は新日鐵が51%、日本風力開発と酉島製作所が19.9%、三井物産が10%。開設当初は西日本最大の風力発電所だった。
発電施設は高さ65mの柱に、長さ35mの羽根を三枚取り付けたドイツのGEウインドエナジー製風車10基からなる。風車の間隔は250mで、響灘埋立地の北岸に並んで響灘(玄界灘)から吹き寄せる北風を受ける。
1基当たり1500キロワットの定格出力を持ち、設備稼働率が26.6%と仮定して年間3500万キロワットを発電。約1万世帯の電力消費を賄える。ここで発電した電力はダムの水力発電などと同じく全量を九州電力へ売電する。
設備稼働率を考慮した実際の出力は新小倉発電所の1/500程度。その上、発電は風任せで安定しない。出力あたりの投資額は中止になった石炭火力発電所、シグマパワー山口・宇部発電所(出力100万kW、1000億円)と比較して、ざっと8倍だろうか。
風力発電は投資効率が悪く、出力が小さく、必要なときに必要な電力が得られる確証もない。従って、電力の実需要をまかなう発電施設にはなりえない。現状の風力発電所は電力会社の買取制度に胡坐をかいて、環境にやさしいふりをしているだけだ。
2006年5月13日作成
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