2008年11月2日更新
東芝 北九州工場 アナログIC開発・評価センター
衛星写真 東芝北九州工場(左上)とJR九州小倉工場(右)
東芝北九州工場は、東芝のアナログIC・光半導体の開発・製造拠点。アナログICは携帯電話やDVDなどの情報機器で信号処理を行う半導体。光半導体は携帯電話の液晶表示画面のバックライトなどに使用される。
最先端工場ながら、その歴史は日本の工業化黎明期までさかのぼる。北九州工場は1919年にこの地で電球の生産を始めた。操業開始から戦前戦後の約半世紀は電球工場だった。
1966年のダイオード生産を皮切りに光素子の生産に移り、1970年にIC、1971年にLED、1973年にLED ・ダイオードペレット、1977年にICペレットの生産を開始した。電球の生産は1983年に中止した。
東芝は2003年にアナログICと光半導体の2事業の開発体制強化を図るため、北九州工場内に北九州開発・評価センター(写真)を建設した。電球工場の面影は完全に消え去り、最先端事業所としての色彩を強めている。
東芝北九州工場は北九州では数少ない街なか立地の工場だ。四大工業地帯と呼ばれる老舗工業地域では、工業系市街地と一般市街地が明確に分離される。この工場の場合は、内陸の工業団地が後の市街地膨張により一般市街地に埋没した例だ。
東芝の隣には1891年に開設されたJR九州小倉工場がある。こちらは煉瓦造の建物がいまだ現役で使用される。東芝とJR九州の新旧の工場を見比べれば、北九州工業地帯の歩みが見えてくる。
2006年4月18日作成
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