2006年03月25日更新
宇部興産苅田セメント工場の超高層ロータリーキルン
宇部興産苅田セメント工場 貯蔵庫
衛星写真
宇部興産苅田セメント工場は、宇部興産の三大セメント工場(宇部、伊佐、苅田)の一つ。高品質の普通セメントと高炉セメントを生産する臨海工場。
工場の心臓部は高さ百数十メートルの回転窯(ロータリーキルン)2基。回転型は「鋼板製の大円筒の内側を耐火物で内張し、勾配をもたせロール上に横に置き、連続的にこれを回転させることによって原料を加熱処理する窯炉」(耐火物技術協会)。燃焼制御が容易で、産業廃棄物などの難燃物が取り扱える。造形的には骨組みが目立ち、「窯」という雰囲気はない。
苅田セメント工場は1964年に操業を開始した。「早くからコンピューターによる運転管理システムを導入するなど、積極的に技術革新に取り組み、1995年に全生産設備の自動化を完成。併せて予備粉砕設備やバースの増強、自家発電設備の増設などを行い、宇部興産最強の生産性とコスト競争力を誇るセメント工場へ飛躍した」(宇部興産)。
苅田セメント工場は自前で宇部苅田鉱山や宇部興産苅田セメント工場戸板ケ鼻鉱山を所有するが、1998年に三菱マテリアルとの合弁でセメントの物流販売会社を設立し、翌年には平尾台の東谷鉱山から資源供給を受けることで合意した。2001年、三菱マテリアルの供給ライン中間地点に設けた新サイロから宇部興産までの新ベルトコンベアが供用を開始した。
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Ube Industries Kanda Cement Plant