2008年10月11日更新
山口銀行本店 2007年8月
山口銀行は、第百十国立銀行を前身とする名門の地方銀行。愛称「やまぎん」。2006年10月にもみじ銀行(本店、広島市)と共同株式移転により山口フィナンシャルグループを設立し、山口銀行本店に持株会社の本社を設置した。地銀としては全国で五番目(2007)の規模を誇る。
山口銀行本店は日本で最初期のカーテンウォール建築とされ、竣工した1965年に日本建築学会賞を受賞した。全国の話題をさらった最先端の建築だった。
カーテンウォールは漢字では「帳壁」と書く。帳のようにぶら下げた壁という意味だ。建物の自重は柱と梁が支える(ラーメン構造)ことから、壁は取り外し可能な襖障子のような非耐力壁となった。ラーメン構造が確立したことにより、建物は大きな開口部を設けたり、ガラス張りにすることが可能になった。
山口銀行本店の外壁は柱型が自然発色のアルミニウム押出し型材(熱で軟らかくしたアルミを金型に押し込んで成型した建材)。スパンドレル(ここでは胸壁の外壁材)が自然発色のアルミニウム板。開口部はアルミニウム押出し型材と嵌め殺しサッシによるカーテンウォール。
この建物の登場は地元でも相当に衝撃的だった。7年後にはカーテンウォールをまとった北九州市庁舎(1972)が西日本一の高層ビルとして登場する。
2007年8月29日作成
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