ガゾーン関門都市圏

2008年10月11日更新

山口銀行本店

設計・施工
圓堂建築設計事務所(設計)、北田正利+竹本昭三(意匠設計)、黄翠娥(構造設計)、清水建設(施工)
竣工・規模等
1965年4月竣工、SRC、地上9階地下2階、軒高39.4m、塔屋高42.15m、延床面積1万8410.2㎡
場所
下関市竹崎町4-2-36
画像 画像

山口銀行本店 2007年8月

あらまし

山口銀行は、第百十国立銀行を前身とする名門の地方銀行。愛称「やまぎん」。2006年10月にもみじ銀行(本店、広島市)と共同株式移転により山口フィナンシャルグループを設立し、山口銀行本店に持株会社の本社を設置した。地銀としては全国で五番目(2007)の規模を誇る。

山口銀行本店は日本で最初期のカーテンウォール建築とされ、竣工した1965年に日本建築学会賞を受賞した。全国の話題をさらった最先端の建築だった。

カーテンウォールは漢字では「帳壁」と書く。帳のようにぶら下げた壁という意味だ。建物の自重は柱と梁が支える(ラーメン構造)ことから、壁は取り外し可能な襖障子のような非耐力壁となった。ラーメン構造が確立したことにより、建物は大きな開口部を設けたり、ガラス張りにすることが可能になった。

山口銀行本店の外壁は柱型が自然発色のアルミニウム押出し型材(熱で軟らかくしたアルミを金型に押し込んで成型した建材)。スパンドレル(ここでは胸壁の外壁材)が自然発色のアルミニウム板。開口部はアルミニウム押出し型材と嵌め殺しサッシによるカーテンウォール。

この建物の登場は地元でも相当に衝撃的だった。7年後にはカーテンウォールをまとった北九州市庁舎(1972)が西日本一の高層ビルとして登場する。

2007年8月29日作成

資料

参照記事(外部サイト)
山口銀行本店 - まちよそ
山口銀行本店 - 日本建築家協会
関連項目(ガゾーン内)
北九州市庁舎 - センターコア方式の事務所建築。カーテンウォール。
山口銀行別館 - 旧本店。古典主義の銀行建築。石造風の洋式建築。

ご意見等

公開 私信  

©2010 ガゾーン 転載自由。著作権は関門通信またはその情報提供者に属します。

Yamaguti Bank Headquarters