2005年06月26日更新
門司日蓄商会は、門司港にある音と映像の老舗専門店。音楽教室も併設し、地域社会に文化で貢献する姿勢は好ましい。ヤマダやコジマなどの家電量販店の全盛期にあって、こういう店が存在する門司港は、やはり底力のある街だ。
社屋は北九州市景観条例第1号。建物は横から見ると5~6階部分に穴があり、内部は吹き抜けになっている。この部分は天井にも穴が空く。容積率を削るための処理とみられるが、正面の壁(ファサード)は穴の部分も壁面で覆って、正面からはすっきりした外観に見える。
正面玄関がある1~2階部分は凹ませて開放空間(オープンスペース)を囲った。こういった処理は現在ではありきたりに感ぜられるが、1980年代にあっては景観条例の指定を受ける理由になったろう。
この場所は以前は玉屋と井筒屋があったという。門司日蓄商会は二つの跡地をつないで社屋を建設した。国道3号側が表玄関で、栄町商店街側の1階は同社の店舗がある。なお、井筒屋は1935年にこの場所から小倉へ移転した。
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