2005年06月27日更新
門司生涯学習センターは、日本銀行西部支店跡地の住宅公共複合施設。以前は門司文化センターまたは門司中央公民館と呼んだ。300人収容の講堂ほか、研修室、会議室、料理教室、絵画教室、和室などがある。地上4階から上は都市再生機構(当時は住宅都市整備公団)の栄町公団住宅。
門司港レトロハイマート(1999)ができるまでは門司港でもっとも背の高い建物だった。地下の階数は知らないが、地上は14階、塔屋2階である。下層3階の天井が高いため、通常のマンションなら16階建てに相当する。
下層が公共施設や商業施設で上層が共同住宅の大型複合施設は、このころから全国津津浦浦で盛んに建設されるようになった。いまでは大規模な建物は押しなべて複合施設だから気にも留まらないが、戦後から1970年代にかけての合理主義の時代は複合施設をほとんど見かけない。住宅なら住宅、商店なら商店と単一の機能性を追及し、街区も商業地区、住宅地区と分けるのが建築計画や都市計画の理想だった。
この建物は一見するとホテルのようだ。公団がからんだ複合ビルにしてはなかなかよい。単調になりがちな大型建築に変化を与えるために、高層部を「く」の字に曲げ、下層部は「L」の字に凹ませ、角を丸めた。1階は赤煉瓦の壁で建物の外周を囲うが、玄関前広場の部分は外壁に円形アーチの穴を空けて、内側は透明なボールド(丸)屋根を横に連続させて覆う。
残念ながら、この類いの複合ビルはだんだんと厚かましく、見苦しく、鬱陶しくなってくる。カラトピア(1986)やベイサイドプラザ若松(2000)など、後の建物は胸が悪くなるようなものばかりだ。
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Kitakyûsyû Municipal Mozi Continuing Education Center