2005年08月10日更新
平尾台自然観察センターは、福岡県(と北九州市)が環境庁の補助金を受けて開設した北九州国定公園・平尾台の拠点施設。運営は三セクのハートランド平尾台が担う。同社は北九州市から平尾台自然の郷の運営も受託する。狭い平尾台に二つの公共施設が必要だったかは疑問だが、観察センターは「学術」、自然の郷は「娯楽」と棲み分ける。
観察センターは平尾台の集落の中心地にあり、周囲には駐車場や商店のほか、住宅や小学校分校などがある。公共交通としては、平尾台麓にある平尾台観光タクシーが補助金をもらって九州自動車道小倉南IC北の中谷バス停からここまで乗合タクシーを運行する。平尾台観光客のうち乗合タクシー利用者は1%に満たないという。路線バスはとうに廃止されたが、乗合タクシーの維持も難しい状況だ。
建物は三つのブロックからなり、玄関のあるコンクリート打放しの中央部分の北側斜面に片流れ屋根の翼部を接続し、南側平面にも同じ傾斜の片流れ屋根の翼部を加える。全体としては北に長く、南に短い招き屋根風の配置。平より妻が広く、妻がファサードをなす。玄関は県道とは反対側の西側の高い位置にある。内部は展示室、会議室、研修室があり、屋上は展望台。
斜面建築と紹介したいが、実のところは敷地を削って平らに建てただけで、「なんちゃって斜面建築」というべきか。同じような立地環境にある建物に、磯崎新設計の北九州市立中央図書館(1975)がある。
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Hiraodai Nature Observation Center