2005年11月01日更新
イイヅカコスモスコモン(飯塚市文化会館)は、飯塚市中心部に立地する飯塚市立の多目的ホール施設。
穂波川の土手の下に立地し、川に背を向けるが、土手側の2階にも勝手口を設ける。施設は1504席の大ホール、582席の中ホール、展示ホールからなる劇場棟と、駐車場棟で構成する。10万都市のホールにしては規模が大きい。筑豊50万市民の施設という位置づけだろう。
劇場棟はドーム状の屋根を乗せた大型体育館風の建物。白と灰の質素な色使いは着飾らないが硬質磁器のようで美しい。一角には反り返ったガラスファサードを持つ飯塚市立図書館・中央公民館もあり、周囲の町並みから大いに浮いている。
大手設計事務所の建築は工業製品に似ている。よくできているが、地域性が皆無だ。この建物はなぜ飯塚のこの場所にあるのだろうか。
都市の類型化を避けるためには、今後は施主(地域)が自らの地域の方向性を見据えて、厳しく注文をつけたほうがよい。設計会社は世界を股にかけて活動する。建築家が都市に帰属し、地域色豊かな建物を造ってくれる時代はもう終わった。
施設は2003年の飯塚水害で嘉穂劇場同様に被災した。写真では一見なにごともなかったようだが、時計の針は6時40分で止まった(写真1)。この時刻に浸水したらしい。
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Îzuka Cosmos Common (Culture Hall)