2008年10月18日更新
北九州穴生ドームは、北九州市が運営する全天候型のドーム式多目的運動場。地面は砂入り人工芝で、テニスコートなら6面取れる。北九州市立年長者研修大学校穴生学舎(写真1枚目の右)と通路で連結するが、穴生学舎の付属施設ではない。
北九州で開催される各種スポーツ大会は、室内競技なら北九州市立総合体育館、野外競技なら北九州穴生ドームを会場にすることが多い。この蛇腹ドームは「大型体育館」ではなくて「屋根付の運動場」だから、体育館との棲み分けは明確だ。
すなわち、テニス、フットサル、ゲートボールなどは人工芝の地面がある北九州穴生ドームを利用する。バスケットボール、バレーボール、バトミントンなどは板張りの床を持つ北九州市立総合体育館を利用する。
床面積が広い建物は屋根が高くつく。平屋で9000㎡弱の広さがあり、屋根が寄棟や切妻なら割に合わない建設費になる。そこで、この類いの建物は吊り屋根にしたり張弦梁構造にしたりドームにしたりと屋根を安く造るために知恵を絞る。
北九州穴生ドームは屋根の素材に自然光が通過する薄い膜(つまり、テント)を採用した。骨組みは鉄と木の構造用ケーブルを組み合わせた。内部から見ればまるでサーカスの仮設テントで、外から見ればまるでアコーディオンだ。設計者によれば、外観は北九州市が日本のパラグライダー発祥の地であることから、それに模したという。
テント屋根は夏は暑く、冬は寒い。しかし建設費が格安で済むし、吹きさらしの運動場よりはずっと快適だ。雨の日も風の日も利用できる。これ以上なにを望もう。運動場に体育館のような完璧な空調制御を期待するのは酷というものだ。
2005年10月22日作成
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Kitakyûsyû Anô Dome