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2005年07月13日更新

大手町ビル

設計・施工
安井建築設計事務所(設計)
竣工・規模等
1995年竣工、延床面積1万6456㎡
場所
北九州市小倉北区大手町11-4
画像

大手町ビルは、北九州市立男女共同参画センター「ムーブ」の入居する公共施設。ムーブは「女性と男性がさまざまな分野で社会の発展を共に支える『男女共同参画社会』の形成を目指して、その活動と情報の拠点として誕生した」そうだ。「あらゆる世代の男女が出会い、交流し、新しい自分を発見し、行動へつなげていく、そんな創造と発見の広場」だという。

説明を聞いただけでは具体的な建物の内容がまるで思い浮かばない。床案内によれば、1階に多目的交流広場、2階に4ヶ国語同時通訳設備を備えた客席数520のホール、3階にこどもの部屋や事務室など、4階にグループ活動室やフィットネスルームなど、5階に企画室や大小セミナー室など。6階から上は事務室らしい。この建物は北九州交響楽団の練習場でもある。要するに、会議室、各種教室や練習場を集めた公共施設だ。

建物は官公庁風、あるいは一般の業務ビル風。1階正面の両脇(玄関、駐車場入口)に波型の庇を取り付け、2階から5階にかけてピラミッド状にガラスブロックを付着する。9階と10階は緩い曲線処理。塔屋も凝った造りだ。民間の業務ビルと比較できるような建物だと、公共施設の贅沢さを改めて思い知ることになる。

真正面の九州厚生年金会館(1984)も安井建築設計事務所の設計。街区を同じ建築家に委ねた例は、八幡駅前の村野藤吾、小倉北口の磯崎新、黒崎南の池原義郎などがあり、景観形成の方向性を決定づける役割を果たした。しかし大手設計事務所の場合は同じ建築家が担当するわけではなく、当然ながら大手町ビルと九州厚生年金会館に一つの個性を見出すことはできない。

参照記事(他サイト)
北九州市立男女共同参画センター「ムーブ」
関連項目(ガゾーン内)
九州厚生年金会館 - 文化不毛の地の絢爛豪華なオルガン付ホール
ウェルとばた - 福祉系の複合公共施設。音楽用の大中小のホール

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