2005年06月25日更新
田川市美術館は、田川市文化エリアにある市の美術館。既存の市立図書館を増築し、美術館、喫茶店、高さ16.3mの記念碑「希望の塔」を新たに建設した。
設計者によれば「諸施設の配置には、玄関ポーチやあづまやからの周囲の山並みが望めるよう配慮し、都市の年輪が感じられるように銀杏やメタセコイヤ等の既存樹木の保存・活用にも努めた」。
美術館は「筑豊からの発信」を主題に、松永真、立石大河亜、中村琢二、野見山暁治など地域ゆかりの作家の作品を中心に約500点を収蔵する。外観は「銅板瓦棒葺き切妻屋根を基本として、郷愁を感じさせる造形を試みた」という。
ここでいう「郷愁」とは、かつて広く用いられた建築様式を指す。妻を見ると煉瓦倉庫のようだ。平は庇が深く、開口部が広い和風建築のようだ。しかし和洋二つの定番を上手に折衷させた佇まいは、これまでにあったようで他に類例を思いつかない。
分かりやすいのに新しい造形だったことから、世間の評価が高い。第6回福岡県建築住宅文化賞の大賞を受賞したほか、第8回日本建築士会連合会賞優秀賞、平成3年度照明普及賞、公共建築百選1998などに選ばれた。
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Tagawa Museum of Art