2008年10月20日更新
いのちのたび博物館 南側(裏)
いのちのたび博物館(北九州市立自然史・歴史博物館)は、八幡東田総合開発の「ミューズパーク」(博物館村の意)の中核施設。北九州市には「シャイン博物館構想」なるものがあり、東田第一高炉史跡広場の周囲にさまざまな博物館を集めた。環境ミュージアム(2002)や、北九州イノベーションギャラリー(2007)は界隈にある。
いのちのたび博物館は、常設展示施設がなく八幡駅ビルに長らく仮住まいだった市立自然史博物館、市立中央図書館で宿借り状態だった市立歴史博物館、自前の施設があった市立考古博物館の三つを東田で一つにまとめた博物館複合施設。建物は2002年3月に竣工したが、北九州博覧祭(2001年7月4日~11月4日の124日間)のセンタープラザとして前使用し、博覧祭の後に展示品を運び込んで開館した。
新博物館は自然史ゾーン、歴史ゾーン、交流ゾーンからなり、生命の進化と人間の歴史を展示解説し、未来へ向けての生き方を考えるために「いのちのたび」を主題にした。来館者が楽しめるように娯楽性を高めたのが特徴で、最大の見世物である自然史ゾーンのエンバイラマ館では、中生代・白亜紀へ時間移動したような感覚で冒険の世界へいざなう。
洞窟の途中に湖の底があり、ディプロミスタス等の古代魚がコンピュータグラフィックスで復元され、あたかも泳いでいるように眺められる。さらに先へ進むと、イグアノドンの巣、中生代の昆虫ロボットが棲む森などがあり、最後は中生代・白亜紀の北九州を再現した360度体感型のジオラマにたどり着く。
いのちのたび博物館の展示面積約6100㎡は西日本最大級。「展示の一部が外部から見える設計とし、隣接する環境ミュージアムや北九州イノベーションギャラリーと合わせて、博物館村全体が都市と関わり、融合することを目指した」というが、どこがそうなのかは建物の周囲360度を散策しても皆目見当がつかなかった。
外観は正面(北側)から見ると安っぽい総合スーパーのようだ。これから「いのちのたび」に旅立つという胸のざわめきは感ぜられない。しかし、裏側(写真)がなかなかよい。窓のないコンクリートの四角や茶色いタイルを貼った曲面がごろごろ置かれ、古代遺跡を思わせる。こちらを表にしたほうが何百倍もよかったろう。
2005年12月3日作成
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Kitakyûsyû Museum of Natural History & Human History