ガゾーン関門都市圏

2008年10月22日更新

ダイナム下関店

設計・施工
未調査
竣工・規模等
2003年2月開店、木造、平屋、片流れ、設置台数480台(パチンコ320台、スロット160台)、平面駐車場482台
場所
下関市長府才川1-57-1
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ダイナム下関店 正面

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ダイナム下関店 裏

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ダイナム下関店 店内

あらまし

ダイナム下関店は、全国展開のパチンコ企業、ダイナム(本社、東京都)が経営する下関市内唯一の店舗。ダイナムは2003年2月に下関店を開店させ、同9月にマリンピアくろいを買収して同社の研修施設「マリンピア豊浦」とした。マリンピアの件は取得者がパチンコ屋ということで、ひととき話題になった。

木造店舗

パチンコ産業は全国企業より地元企業が強い分野だが、全国企業の出店戦略には共通項がある。すなわち、土地建物への投資を極限まで抑えこんで出玉で還元する。豪華絢爛な店舗はもっぱら地元のパチンコ屋だ。マルハンやダイナムなどの全国企業の店舗は、呆れるほど安上がりにつくってある。

安普請の倉庫風建物に極彩色を塗たくるマルハンは、景観や地域に対する配慮が足りない。ダイナムの店舗はおそらくマルハンよりも安普請だが、安物だから用が足りればよいという打算の産物ではない。この「木造ローコスト標準店舗」は、パチンコ屋特有の押し出しの強さや厚かましさがなくて好ましい。

寺院などを除けば、きょうび大規模木造建築というのは相当にめずらしい。この建物は安物の合板を壁組みで組み上げて、青塗りの折板葺き鉄板屋根を片流れで被せる。屋根の重量は壁では支えきれないようで、建物外周の柱と斜め材で持ち上げる。折板の溝を利用して、雨どいは低い方(裏手)にしかない。

店内に入ると、建物の構造が丸見えでさらに興味深い。柱のない大空間を確保するため、片流れ屋根は斜めに渡した木造トラスで支える。その下の空間を横断する丸丸と太った空調設備の配管も妙な空間演出になっておもしろい。安普請でもこだわりがあれば、並以上の建築はできるものだ。

2007年1月20日作成

資料

参照記事(外部サイト)
ダイナム下関店 - ダイナム
関連項目(ガゾーン内)
BJ清水 - 高橋建築設計事務所。会館風の落ち着いた外観。
ゾーン宗像 - 極彩色建築の好例。商業団地くりえいと宗像の沿道立地。
ドットコム小倉南 - 極彩色建築の優良作品。北九州最大のパチンコ店。
UFO2005 - 高橋建築設計事務所。街並み調和の優等生だが、冴えない。
ゾーン戸畑 - 河野建築設計事務所。側面に大壁面表示。
ピータウン下到津 - 高橋建築設計事務所。紅白の腫れぼったい意匠。
アプロ.1 - 河野建築設計事務所。外壁に和風の紅白を採用。高級感。
がちゃぽん戸畑店 - マルハンと同じ倉庫型。建物への投資を圧縮。
黒崎太陽会館 - 黒崎駅前の老舗。上層の駐車場がむき出し。
ゆめタウン長府 - 臨海部の工業用地で自然発生した郊外商業団地。

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