2007年07月27日更新
JR西小倉駅は、北九州市小倉北区にあるJR日豊線とJR鹿児島線の旅客駅。形式は島式乗り場2面4線と対向式乗り場1面1線の地上駅。1974年に日豊線の旅客駅として開業した。西小倉は小倉から800mしか離れておらず、JR日豊線およびJR鹿児島線全線の駅間としては最短距離だ。乗車人員(降客除く)は4226人/日(2006)。
西小倉駅としての歴史は浅いが、この位置にはかつて小倉駅があった。小倉駅は1891年開業。1958年に紫川東側の浅野一丁目へ移転して、室町三丁目の駅はいったん廃止された。1974年に国鉄日豊線の駅として再開、1987年に鹿児島線も停車するようになって現在にいたる。
設計の久保直は西部交通建築事務所(本社、北九州市)の代表者だ。出色の出来と評価の高い小倉駅南北公共連絡通路は久保が意匠統括した。社名が「交通建築」で事務所が門司港だから、JR九州の関係会社だろう。駅施設は得意分野のようで、JR宮崎駅や博多駅コンコースもかれが手がけた。
新駅舎は北九州市建設局が国庫補助を受けて道路事業として建設した。橋上駅というのは道路だ。最近の駅舎は押しなべて橋上駅だが、橋上駅が便利だという以前に、地上駅では「歩行者専用道路」と言い訳できないという事情がある。橋上駅は公共事業で駅舎をつくるための方便にすぎない。
西小倉駅は歩行者専用道路(歩道橋)としてはTの字の動線になる。南口は待合室から東西に階段を下ろす。待合室部分は円筒形のエレベーターが上下に貫く。待合室が上げ底だからトンカチを逆さにしたように不恰好だが、歩道橋は元来こういう構造だ。待合室内部は白と黒で統一し、窓枠に木をあしらう。飲み屋風の空間はおよそ駅舎らしくない。
北口は国道が駅舎と同じ高さにあるため、線路上を通路がまっすぐ伸びて道路に行き当たる。通路の壁は打抜金網(パンチングメタル)の折板を横張りで用いる。欄干に埋め込んだ電灯が夜間は陰影をつけて、実際はペラペラだが分厚い防壁の雰囲気をかもす。小倉駅南北公共連絡通路もそうだが、久保は通路の設計がうまい。
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JR Nisi Kokura Railway Station