2006年01月04日更新
学術研究都市大通り線は、学術研究都市(第一期)北側を通る都市計画道路。北九州の外環道路・幹線5号(有毛引野線―未開通―徳力葛原線―門司行橋線)の学研大通り西交差点と、同時竣工の都市計画道路・本城払川線を結ぶ。
2004年に開通したのは第2工区(北九州市立大学北側)で、第1工区(早稲田大学理工学総合研究センター北側)は2001年の学研都市まちびらきのときに開通した。学研大通りはこれにて全線開通だが、終点の本城払川線がこの道路との接続部分までしか開通していないため、接続部は2車線に狭め、90度折れ曲がる暫定処理とする。
幅員40m道路の凄さは第2工区の歩道(写真2)を見れば分かる。片側歩道だけで中心市街地の未整備基幹道路ほどの幅がある。中心市街地の惨めな状況を反面教師にしているのだろうが、郊外は自動車社会の中の自動車社会。歩く人間がいないのに、歩道を広げるのはかえって非効率ではないか。この道路は無駄に維持管理費用がかさむ。
学研都市は「環境との共生」を謳うが、こういう道路からは環境との共生はいっさい感ぜられない。人間は自然の営みの前では無力だ。人工的に造り込むのは簡単だが、自然に逆らった造成は、そのしっぺ返しとして人間に終わりのない労力を強いる。維持を怠れば、きれいに敷き詰めた舗装用ブロックの隙間に雑草が根を張り、あっという間に草むらへ帰る。
学研大通りの南側が造成完了の第1期(大学街区)、北側がこれから造成が始まる第2期(宅地街区)。将来は学研都市の中央を貫く大通りになる。第2期の宅地が完売すれば地域住民が道路を掃除したり草むしりしたりして骨折ってくれようが、学研都市の宅地販売は大苦戦だと聞く。人手は減る一方なのだから、道路に関しても維持管理が簡単な形態をよく考えるべきだ。
©2008 GaZONE Kanmon-Kitakyûsyû. Morrie & Co. All rights reserved.
Gakuzyutu Kenkyû Tosi Ôdôri Ave.