2006年01月21日更新
南口駅舎
南北公共連絡通路
南北公共連絡通路北口(北口駅舎)
JR門司駅は、北九州市門司区にあるJR山陽線とJR鹿児島線の旅客駅。形式は島式乗り場3面6線の地上駅。在来線を利用する場合は、九州の玄関口と位置づけられる。駅のある大里地区は高校が多数立地することから高校生の通学利用が多い。乗車人員(降客含まず)は6126人/日(2006)。
戦前戦後に建設した旧駅舎が老朽化したことから、駅舎を三期に分けて建て替えた。第一期は南口駅舎と南北公共連絡通路で、2004年3月30日に開業した。第二期は南口駅舎の東隣にある立体駐車場(125台収容)で、2004年12月に竣工した。第三期は南側駅舎の西隣にある商業ビルで、2005年9月に竣工した。
北九州市のJR駅舎は老朽化が目立ち、近年は新築更新が相次いでいる。新しい駅舎は骨格として橋上駅舎を採用し、基本構造はどれも似通うが、個性の時代を反映してそれぞれが別の装いを纏う。交通機能に占める鉄道の地位は墜落したが、鉄道駅を町の顔にしたいというJRや市の思惑は根強い。
門司駅の新しい南口駅舎は延床約1500㎡。撤去された旧駅舎(延床約4050㎡)と比較するとあまりに小さい。最初はその小粒さに衝撃を受け、門司駅の地位低下を嘆いた。そののち駐車場や商業施設が加わって最終的には旧駅舎とほぼ同じ規模になった。北九州市内では小倉駅に次ぐ規模を誇る。
駅舎は「海への門」を形象した。1階にコンビニとファーストフード店、2階に歯科医院と美容室、3階に改札口や駅事務室のほか、キヨスクが入る。事業費は7億円。建物左手に組み込んだ大階段は南北公共連絡通路の南口で、北九州市が道路事業から10億円を投じて建設した。改札へはこの階段を上る。
南口駅舎の西隣に増築した駅の商業施設・フレスタ門司は、南口駅舎と形も規模もそっくりだ。こちらは1階に物販店、2階に飲食店、3階に文化教室などが入居する。事業費は1億8000万円。駅舎の南北公共連絡通路を2棟の中央通路に見立て、これに接続して建物の一体化を図った。
門司駅の北口を見れば北九州市の大里本町土地区画整理事業にかける意気込みが伝わってくる。
この駅舎風の構造物は、正確には建物ではなく屋根付の歩道橋(北九州市道)だ。意匠はなかなか目を引く。東西へ下りる階段室に階段状のガラス箱を被せ、階段の勾配に合わせて曇りガラスと光沢ガラスを使い分けた。中央部の壁面はよろい張り(パイプルーバー)で処理する。何年か前に小物類で流行った「スケルトン(半透明)」の土木版といえばよかろう。
階段室の西側は上り下りのエスカレータと階段、東側はエスカレータがなく階段のみになる。この階段室の幅の違いを生かして中央左手にエレベーターを組み込み、ファサード(駅前の立面)に立体感を与えた。階段の下は駐輪場として利用する。設計に凝れば、歩道橋も立派な建物に見えるものだ。
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JR Mozi Railway Station