2006年03月02日更新
アーフェリーク迎賓館(小倉)は、テイクアンドギヴ・ニーズ(本社、東京都)が経営する結婚式場。同社は人気の婚礼スタイル「ハウスウェディング」の老舗で、直営施設を全国に展開中だ。ハウスウェディングとは、邸宅を丸ごと借りて、自分たちの望む結婚式を行う形式をいう。
結婚式場建築は本物志向と新築志向の二つの流れがあり、最近の例を挙げれば、前者にはグランプラス セント・バレンタイン、ウエストミンスターズパーク ヴェルジェ(共に愛グループの施設)、後者にはアルカディア小倉がある。アーフェリーク迎賓館は後者に当たり、加えてコンビニやファミレスと同じ量産タイプに該当する。同じ建物が全国各地にある。
小倉店は一つの敷地を完全に二つに仕切り、二つの挙式披露宴会場を設置する2バンケットタイプの店舗。1バンケットタイプと比較すると、半分の広さしかないわけだから格が落ちる。もっとも二つの宴会場(同社のいうところの「邸宅」)は、それぞれチャペル、パーティールームなどの婚礼に必要なすべての施設を備え、同社のコンセプトである「完全な貸切」は可能という。
同社の出店基準は投資の3年回収。ビジネスモデルとしては興味深いが、3年で償却するようなモノを建築とは呼びたくない。本来ここで取り上げる対象ではないが、注目の跡地開発だから「土地」としてあえて取り上げた。
アーフェリーク迎賓館(小倉)は安川電機小倉事業所跡地の約5280㎡に立地する。跡地は全体で約2万3000㎡の広さがあり、2004年に広島のアーバンコーポレイションが約28億5000万円で取得した。アーバン社は広島以外ではもっぱら不動産流動化事業を手がけることから、大手町の土地は利ざや稼ぎに利用するとみられたが、せっかくのまとまった土地を切り売りするのはもっとも避けてほしいやり方だった。
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Arferique Geihinkan at Kokura (Wedding Hall)