2007年04月14日更新
パイパス朽網交差点
広い中央分離帯
朽網工区内からパイパス朽網方向(上り)
空港IC入口交差点
門司行橋線は門司港から新門司を経由し、周防灘沿岸を南下して行橋市へ至る主要地方道。寺迫口からバイパス朽網までは旧国道10号を利用する。朽網工区は政令指定都市内の区間だから、事業主体は福岡県ではなく北九州市になる。
朽網工区は、曽根バイパスのバイパス朽網交差点から県道新北九州空港線(新北連絡道路)の空港IC入口交差点手前の市境までの区間。途中、日豊スワロータウンとニューズポート北九州のあいだを抜ける。空港IC入口から苅田町新浜町までの施工区間(苅田臨海工業線)は10ヵ月後に開通した。
朽網工区の道路幅員は、4車線+両側歩道の標準が30mなのに対して40mもある。中央分離帯はきれいに植樹され、やがて公園通りといった雰囲気になろう。無駄に広いという気がしないではないが、北九州の表玄関になるのだから立派すぎるくらいでちょうどいい。
北九州都心部から新北九州空港へは、都市高速1号長野出入口から曽根バイパスを経由し、この道路に乗り入れて新北連絡道路に入るのが最短距離だ。東九州道の北九州JCTは後退方向にあり、都市高速から東九州道を経由するのは相当の回り道になる。しかも東九州道は有料道路なのだから、朝夕の渋滞時以外は用があるまい。
バイパス朽網交差点(写真1枚目)は動線計画が悪く、開通3ヶ月で人身事故が8件も起き、1名が亡くなった。国道10号はこの交差点を直進するわけではなく、都心方向から見て右に曲がる。通行車両ももっぱらこの流れに乗る。門司行橋線朽網工区の開通以前は三叉路で、右折優先だった。
事故は、曽根バイパスから国道10号へ右折する自動車が門司行橋線朽網工区から曽根バイパスへ直進する対向車と衝突事故を起こすパターンと、国道10号から曽根バイパスへ左折する自動車が門司行橋線朽網工区から曽根バイパスへ直進する自動車を見落とすパターンに分類される。前者は正面衝突だから悲惨な結果になる。死亡事故は前者らしい。
交差点の改良では、直進を緑、右折(曽根バイパス→国道10号)・左折(国道10号→曽根バイパス)を赤に塗り分けた。かなり悪趣味な仕上がりだが、安全には代えられない。このほか、交差点内に「対向車注意」の大型補助標識などを設置した。
バイパス朽網交差点を設置した道路管理者の責任は重い。安全を第一に考えるのなら、右折優先を堅持するべきだった。朽網工区が開通したところで、先は行き止まりなのだから直進車両はきわめて少ない。実際の交通が右折で太い流れとなっているのに、交通処理でそれに逆らおうとした。朽網工区はまだ脇道扱いでよかった。
苅田臨海工業線が開通した2006年2月以降は幹線道路として機能するようになり、曽根バイパスから朽網工区へ直進する自動車が大幅に増えた。交差点を通常の十字路処理に変えるのはこのときでよかった。交差点を二度にわたり改変する手間と費用を惜しむのなら、開通を10ヶ月延期すればよかったのではないか。
©2008 GaZONE Kanmon-Kitakyûsyû. Morrie & Co. All rights reserved.
Mozi-Yukuhasi Route Kusami Works