ガゾーン関門北九州圏

2008年10月25日更新

西日本工業大学デザイン学部

設計・施工
マイケル・グレイブス+日本設計(設計)、竹中工務店(施工)
竣工・規模等
2004年12月1日着工、2006年3月27日竣工、SRC/RC、地上11階地下1階、敷地面積約1200㎡、延床面積約1万1000㎡、事業費26億5500万円
場所
北九州市小倉北区室町1-1-2
画像

西日本工業大学デザイン学部(右) 手前の木造家屋密集地は西小倉駅前第一地区高層建築物の建設地

あらまし

西日本工業大学デザイン学部(リバーウォーク北九州 大学棟)は、室町一丁目地区第一種市街地再開発事業の第二期事業(最終)。第一期事業の西側に隣接する敷地面積2600㎡に建設した2棟のうちの一つ。

大学棟は1~2階の延床面積約900㎡に西部ガスのショウルーム「ヒナタ北九州」が入る。堅町にあった施設の移転で、床暖房やミストサウナなどの体験コーナーを設けた。料理教室などを開催して住宅関連の情報発信の場にする。

2階~11階が西日本工業大学デザイン学部。こちらは住友金属(小倉)構内にあった小倉サテライトキャンパスの移転と、新しい学部の設置による。学部は情報デザイン学科と建築学科からなる。リバーウォーク北九州とは2階の空中回廊で繋がる。

ちなみにもう1棟は大学棟の西に隣接するレクサス小倉。トヨタが国内市場に投入した高級車ブランドの展示場だ。設計はレクサス店舗設計共同体。施工は松尾組。完全に別の事業であり、このページでは取り上げない。

阿諛追従

大学棟の設計者、マイケル・グレイブスは小物類のデザインで知られる。ポストモダンの建築家としてもアメリカを代表する一人。北九州近辺でグレイブス設計といえば、福岡地所絡みのスフィンクスセンター(1993)や、ももち南2街区B棟(1989)がある。

コカコーラ風の極彩色ポップカルチャーは日本でも大人気らしく、ジョン・ジャーディー設計のリバーウォーク北九州(2003)はもちろん、地元設計事務所によるサンリブシティ小倉(2005)、あるいは近年竣工のパチンコ屋などもみなこの流行に与する。

引用

リバーウォーク北九州は福岡地所関連のエフ・ジェイ都市開発が監修したため、入居者も福岡地所絡みなら、設計者も福岡地所絡みだ。第1期事業はキャナルシティ博多(1996)の劣化コピーと揶揄された。このA-2棟も福岡地所ご用達の建築家へ依頼したわけで、二番煎じの色合いが強すぎる。

かつての北九州の先進気質はどうなったのか。亜流をありがたがるような性根で北九州の復権があるはずがない。むしろ対立を鮮明にして、別の価値観や存在感を示す必要があった。福岡なら隣にあるのに、福岡もどきを選ぶような物好きはいない。

2006年12月23日作成

資料

参照記事(外部サイト)
マイケル・グレイブス公式ホムペ
西日本工業大学デザイン学部公式ホムペ
関連項目(ガゾーン内)
リバーウォーク北九州 - 室町一丁目地区。北九州最大の大型複合施設。

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