2007年11月08日更新
ヴェルタワー下関駅前マリンビューは、 細江地区12街区第一種市街地再開発事業による市街地再開発ビル。国鉄細江貨物ヤード跡地(下関東急イン東隣の角地)に建設した。
建物は1階に商店3区画と機械式5段駐車場100台、2階に下関市消費生活センター、しものせき市民活動センター、事務所1区画が入り、3階から22階までが99戸の分譲マンション。屋上にはヘリポートがある。一応はタワーマンションの分類だが、よくある15階建ての板チョコ形マンションが縦に伸びただけの構造で、象徴性は高くない。2階は下関駅前の空中回廊に直結する。
事業主体はこの地区の地権者11名などが設立した株式会社の下関コアビル。事業主・売主は広島のトータテ。事業費30億円のうち、7.2億円は市街地再開発事業として国、山口県、下関市が補助した。補助金付のマンションは公共事業にコストを転嫁できるため、購入者にとっては同じ値段でより質の高い住宅を手に入れるチャンスだ。
細江地区の市街地再開発事業は1984年に旧国鉄細江貨物ヤードが廃止されたことにより始まる。1987年に細江土地区画整備事業を決定し、海峡メッセ下関(1996)を筆頭に、公共投資や民間投資が行われてきた。
12街区に関しては、1988年に下関市が地権者に共同ビル建設を提案し、1991年に地権者らが下関コアビルを設立した。1995年に核施設としてホテルが決まったものの、このホテルは1997年に前言を撤回して撤退した。ビジネスホテルの出店攻勢は2000年以降の動きで、それ以前はホテルといえば潰れる一方だった。時期が悪かったとしか言いようがない。
一時は計画消滅かと危ぶまれた12街区は、2001年に核施設を住宅に変更したことでふたたび動き始めた。2004年末にトータテが事業主として名乗り出て、2005年1月にようやく着工に漕ぎ着けた。マンションは下関初の超高層という値打ちと、下関駅前という地の利のよさが好感されて、竣工前に完売御礼となった。
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