2009年3月9日作成
アクロスプラザ枝光は、大和情報サービス(本社、東京都)が開発した沿道型の複合商業施設。辰野金吾の釘工場として名高い安田工業八幡工場(1912)が敷地の一部を切り売りした場所、枝光駅から分岐するJR鹿児島線の高架線と貨物線に挟まれた捨て地に立地する。幹線10号枝光三丁目交差点から少し入ったところだ。
施設は120台収容の平面駐車場を3棟が共有するオープンモールの形式を取る。「スーパードラッグコスモス枝光店」と、「ファッションセンターしまむらアクロスプラザ枝光店」がそれぞれ標準店舗を構え、残り1棟には「小倉名物肉うどん粋麺や」「きたむら歯科クリニック」「美容ピュア枝光店」ほか、コインランドリー付のクリーニング屋が入居する。道路向かいにパチンコ屋のミラージュがある。
先例のアクロスプラザ小倉(2007)は都心周縁の国道沿いに安普請炸裂のトタン小屋を展開して、まちづくりに対する嫌がらせ以外の何物でもなかった。アクロスプラザ枝光は分相応の場末にあるが、今回はその立地が問題だ。こういう場所が無秩序に商業開発されるのは好ましくない。
北九州は一般市街地に近接した準工業地域や工業地域に膨大な遊休地がある。利便性が高い場所に大区画の空き地があり、しかも地代がタダ同然となれば、焼畑商業の流通業者が飛びつくのは当然だろう。準工業地域や工業地域が僅少の商業都市とは違う。立地規制しなければ、商業施設の適正配置は望めない。
2009年3月9日作成
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