2008年01月11日更新
建設地 左手の建物はグランドパレスロイヤルコート大手町 2007年06月現在
アーバンビュー大手町ウエストコートは、アーバンコーポレイション(本社、広島市)が北九州市内で初めて開発する分譲共同住宅。地上20階は超高層というには物足りないが、黙って見過ごすには背が高い。建設地は大手町の給水塔跡地。大手町の高台という理想の立地だ。
給水塔跡地は市有地売却の際に作州商事(本社、福岡市)が買い付け、西隣のグランドパレスロイヤルコート大手町(全260戸、1998)と同規模のコの字形の分譲マンションを計画した。同社はエイルマンション香春口ロゼア(全210戸、2005)で北九州進出を果たし、同マンションの完売で手ごたえをつかんで、第二弾の開発用地として給水塔跡地を手に入れた。
作州商事は大手町の物件概要を公開し、宣伝を打っていたはずだ。しかし同社はそののち開発を撤回して、土地は最寄の安川電機小倉事業所跡地で不動産流動化事業を手がけるアーバン社に渡った。開発断念の経緯は明らかではない。アーバン社に住戸数を減らして高層化する理由を尋ねてみたが、返事は帰ってこなかった。
従って、ここからは憶測になる。作州商事の物件はグランドパレスロイヤルコート大手町の東側を完全に塞ぐ計画だったから、おそらく日照権で揉めたのではないか。で、建物を高層化する打開案が出て、超高層で実績のあるアーバン社に選手交代した。アーバン社は広島のアーバンビューグランドタワーを手がけた開発業者で、超高層では実績がある。
アーバン社の計画で面食らったのは設計会社の選定だ。山本建築工房はオリエントキャピタルの賃貸マンションで知られる。オリエントキャピタルと山本建築工房の代表者はともに姓が山本だから、この二人は兄弟かなにかで、仲睦まじく事業展開するのは結構なことだと穿っていた。まさか広島のアーバン社の物件で目にするとは思わなかった。
アーバンビュー大手町ウエストコートは作州商事の計画と比較すると住戸数が半減しているため、追ってもう1棟を建設しよう。日照権が絡んでいるのなら、建物の形状を板チョコ形にして、雁行配列で敷地の北東角と南西角に2棟南向きに建てるのがもっとも影響が小さい。2棟目のイーストコートはウエストコートとほぼ同規模の建物になろう。
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Urban View Ôtemati West Court (Condo.)