2010年1月14日更新
建設地のコロッケ倶楽部跡地 裏のネオンサインはラブホテル
山手通りと建設地
八幡ホテルは、アベマネージメント(本社、福岡市)が九州厚生年金病院跡地の山手通り向かい、コロッケ倶楽部跡地に建設するホテル。「客室数26のシティホテル」(ホテル&リゾート)という話を真に受ければ、ホテルアパンダ(2006)のような施設が予想される。建借方式のビジネスホテルではなさそうだ。
KOGA設計はパチンコ屋やラブホテルなどを手がける歓楽街系の設計会社。建設地の奥に見えるのはラブホテルのネオンサインだ。八幡ホテルは風俗営業法に基づく宿泊施設ではないが、設計会社、延床に対する客室数、立地などから総合的に判断して、ラブホテルの疑いがある。
風俗営業法では、ラブホテルを「もっぱら異性を同伴する客の宿泊の用に供する政令で定める施設(政令で定める構造又は設備を有する個室を設けるものに限る)を設け、当該施設を当該宿泊に利用させる営業」と定義していますが、裏を返せば「政令で定める構造又は設備」に該当しなければ ラブホテルにはあたらないので、実際には旅館業法の普通のホテルとして建築許可を受けた潜脱物件も数多くあります。そして、それらの中で後日ラブホテル以外の何物でもない設備に増改築し、発覚して問題化するものもあります。(ヤフー知恵袋)
「実質経営者がウチヤマであることは周知の事実。老人福祉施設を経営している手前、ラブホテルは経営しづらい」(業界筋)という見解もあるが、シティホテルなら名前を伏せる必要はなく、警戒して計画を見守るに越したことはない。
厚生年金病院跡地やプリンスホテル跡地では公益施設や商業施設が計画されているが、現時点の黒崎・山手通り界隈は空き地だらけで、文句なしの場末になっている。わたしは新しい街が出現する前にラブホテルや質屋のような場末に特有の施設が次々に進出して、この地区が場末として固定されることを懸念している。
八幡ホテルは建設した後に不動産投信に売却する予定だった(業界筋)という。計画が練られたのは2007年後半のサブプライムローン問題発覚前後の時期だろう。しかし流動化バブルはサブプライムローン問題の顕在化により崩壊、その後の経済金融危機がトドメを刺して、もはや事業の推進に現実味はないと諦めたようだ。
この時期の不動産流動化事業は軒並み流れた。北九州プリンスホテル跡地の野村不動産の商業施設、小倉駅南口東地区、チサンイン八幡、ランドの都市型ホテルなど。コムシティも当初は店子を入れて丸ごと売却するという流動化事業だった。全国主要都市を物色した不動産バブルは、不人気ナンバーワンの北九州に触手を伸ばしたところで力尽きて、結局、今回も北九州は不動産バブルに与れなかった。
2009年1月12日作成、2010年1月14日更新
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