2008年10月5日更新
金辺隧道の内部
内壁と路面の状態
補修を受けた香春側坑門
金辺隧道は、秋月街道(旧国道322号)金辺峠にある複線断面の煉瓦トンネル。路面は未舗装。石造の坑門を持つ。内壁で煉瓦が見られるのは中央部だけで、両側の坑口から10m弱は近年コンクリートで固めたように見える。
トンネルは金辺峠の凹んだ部分にあり、大雨のたびに土砂が流入したようだ。また、浸水が内壁に土を付着させたのだろう。下水道トンネルかと見紛う汚ならしさだ。香春町はこの隧道の保存に一定の意欲があり、香春側の坑口付近は補修を受けた。北九州市にはその意欲がなく、朽ちるに任せている。
北九州方面からは、廃棄物処分場を横目に金辺峠の砂利道を上ると、廃道となった茂みの奥に水没した坑口があり、墓穴のように口を開いている。夜中にこんな不気味な穴に出くわすと大いにたじろぐが、昼間はがらりと印象が違うようだ。土木学会のBランク土木遺産。
2006年4月18日作成
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Kibe Tunnel