2007年11月10日更新
JR門司港駅は、北九州市門司区にあるJR鹿児島線の旅客駅。九州の鉄道起点であり、構内には鉄道開業100周年を記念した折に建てた0哩標がある。1942年の関門鉄道トンネル開通に伴い、九州の玄関口に昇格した大里駅に「門司」の名称を奪われた。乗車人員(降客含まず)は4952人/日(2006)。
開業は九州鉄道が設立された1891年。初代駅舎は頭端式ではなく、山口銀行門司支店(1934)の位置にあった。旧電車通りに面して、南側に九州鉄道本社、やや間をおいた北側に門司港駅という並びだ。しかし二代目の現駅舎は下関駅との連絡が重視され、関門連絡船の桟橋に近い現在地に築かれた。
門司港駅は1986年に鉄道駅舎としては初めて国重要文化財の指定を受けた。二代目駅舎はローマのテルミニ駅に似せたネオルネサンス風で、銅板葺きの腰折屋根を乗せ、木造ながら外壁はモルタル洗い出しで石造に見せる。始発駅らしく頭端式であり、地上駅でもあることから、駅前広場から駅舎を経由して2面4線の乗り場にいたるまで階段がない。
駅前広場は門司港レトロ事業(1988-94)によって観光客向けの噴水広場につくりかえたため、駅舎東側の敷地を穿って車寄せ(ロータリー)を設けた。路線バスやタクシーなどは東口広場に入る。大型車の混入率が高かった駅前の国道198号は、国道199号と国道3号を結ぶ短絡線(跨線橋)を建設することで通過車両の流入を防いだ。
自動車と歩行者の動線を完全に分けることにより、かつて大型物流車両がひねもす夜もすがら行き交った駅前は、車影まばらでゆったり散歩できる懐古空間となっている。なお、駅の斜め前にある旧門司三井倶楽部(1921)も国重要文化財。移築したものだが、二つの重文建造物が向き合うのはここだけだという。
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JR Mozikô Railway Terminal