ガゾーン関門都市圏

2008年10月5日更新

日本製粉門司工場

設計・施工
不詳
竣工・規模等
工場=1915年竣工、2004年撤去、煉瓦造、地上6階。倉庫=1910年竣工、煉瓦造、平屋、大倉庫4棟+小倉庫4棟
場所
北九州市門司区大里元町2-1(国道199号沿い)
画像

ニッカウヰスキー門司工場へ譲渡された倉庫群

あらまし

日本製粉門司工場は、かつて大里海岸に立地した製粉工場。1911年に鈴木商店大里製粉所として操業開始、1919年に日本製粉大里工場(後に門司工場)となり、戦前戦後を生き抜いて、1995年に寿命尽きて閉鎖された。

鈴木商店は神戸で興った個人商店で、名番頭・金子直吉の超多角経営によって爆発的な規模拡大を遂げ、世界恐慌前に(合名会社のまま)財閥系の三井・三菱を圧倒して日本最大の商社にのし上がった。この会社の興亡に関しては杉田望氏の金子直吉―鼠と呼ばれた名番頭をご覧ください。

敷地内には一見すると事務所と見紛うような外観をした工場があった。この白塗り6階建ての工場は1915年の火災後に建設。煉瓦造であり、その圧倒的規模は希少価値が高かったが、2004年にためらいなく解体撤去された。

現存するのは倉庫群。切妻の大倉庫4棟、小倉庫4棟が横につらなる。この倉庫群は撤去を免れて、ニッカ門司工場へ譲渡された。ニッカは倉庫を大切に使用しているようで、夜間はライトアップされた姿が国道199号の通りしな眺められる。

2007年3月21日作成

資料

参照記事(外部サイト)
北九州風景写真館番外 - 高炉館
関連項目(ガゾーン内)
東京製綱小倉工場 - ワイヤロープ製造工場。煉瓦造の事務所と倉庫。
日本溶接協会九州地区検定場 - 明治紡績戸畑工場の一部。煉瓦造。
門司赤煉瓦プレイス - 旧サッポロビール九州工場。煉瓦造の工場。
旧門司米穀倉庫 - 元は政府の備蓄施設。和洋折衷の蔵が10棟並ぶ。
ニチモウ戸畑営業所 倉庫 - 平屋の煉瓦造3棟を結合。現在は廃墟。

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