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2010年2月24日更新

春吉の眼鏡橋

設計・施工
中山熊次郎、佐島栄治(石工)
竣工・規模等
1919年竣工、石造、長さ20.5m、幅員3.6m
場所
北九州市小倉南区大字春吉397-7地先
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上流側

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下流側

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橋上の路面はコンクリートタイル張り

あらまし

春吉の眼鏡橋(旧名、渡上橋)は、紫川上流に架かる石造の二連アーチ橋。石材は紫川で採れた川石(輝緑擬凝灰岩など)を用いる。現地を訪ねると分かるが、石材はここらの川底にある石と同じだ。川と橋の自然な調和が素晴らしい。

石橋の建造には悲話がある。1917年に子守の女の子が間に合わせの板橋から転落死した。これを悼んだ春吉地区住民が建設費を拠出し、隣りの道原地区の石工、中山熊次郎と佐島栄治らに建造を委ねた。江戸時代の話ではない。大正時代のことだ。

建造物

建造当時は素朴な二連アーチ橋だった。高欄(手すり)は建設当時はなく、大正末(建造から7年後)頃に取り付けられた。祖父が寄付者だったという現地の方の話によれば、橋脚上流側の水流圧軽減のための三角の張り出し(写真1枚目)は、役所がこのままでは橋が流されてしまうとして、後に増設したという。

橋上の路面は正方形のコンクリートタイルを敷き詰める。自動車の重量にも耐えて、現在も日々の生活でごく普通に通行できる。

地元の宝物として近隣住民に愛されている石橋だから、これからも末永く大切に扱われよう。一つ疑問なのは、橋に名前がないことだ。「渡上橋」「春吉の眼鏡橋」は固有名とは言い難い。子守の女の子の悲話があるのだから、その子の名前をつければよいのではないか。

橋のたもとの石碑に寄付者58名の氏名と寄贈額、石工の名を刻む。土木学会のCランク土木遺産。北九州市指定史跡。

2007年5月2日作成

資料

参照記事(外部サイト)
春吉の眼鏡橋 - 北九州市
春吉橋 - fwd-net 長崎・諌早
関連項目(ガゾーン内)
なし

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The Two-arched Bridge at Haruyosi