ガゾーン関門北九州圏

2005年12月12日更新

門司郵船ビル

設計・施工
八島知(設計)
竣工・規模等
1927年竣工、RC、地上4階
場所
北九州市門司区港町7-8
画像 画像

門司郵船ビルは、門司港駅の真正面にある戦前の業務ビル。1階正面のショーウインドウをカマボコ形に穿ったほかに目立つ意匠はなく、機能主義の建物のように見えるが、竣工時はアールデコな装飾があったという。空調設備やエレベーターを備え、当時は時代の最先端だった。

現在は観光客で賑わう駅前にありながら空室が多い。貸店舗の需要はありそうだが、貸事務所だからこのままでは使えない。何年か前に建物左手にファミリーマートが入居し、窓を二つ潰して入口にした。裏手には料理屋も入居する。

門司港駅前は20世紀の大半の時期が中心業務地区で、ここは「西部」の中枢拠点だった。貸事務所ならあるが、貸店舗は見当たらない。かくして駅前の門司郵船ビルは雑居ビルとして用立てられることになった。

古い建物に店子が入るのは喜ばしい。ただ、改造はほどほどにしないと関門ビル(1931)のようにならないかと気がかりだ。

参照記事(他サイト)
旧日本郵船門司支店 - シマタカネット
関連項目(ガゾーン内)
JR門司港駅 - 旧「門司駅」。鉄道駅としては唯一の国重要文化財
旧三井物産門司支店 - 松田軍平設計。アメリカ合理主義の業務ビル
旧門司三井倶楽部 - 門司港駅前へ移築したペンション。国重要文化財
旧大阪商船 - 門司港の美貌。往時は大陸航路の待合室。国登録文化財

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