2007年10月12日更新
煉瓦造の本体
増築部分 赤い矢印で指したところが煉瓦造の本体
昭和ビルは、三萩野の国道3号沿いにあった雑居ビル。探偵・興信所の「帝国調査」ほかが入居した。建物は地上4階の長方体。北九州市内の煉瓦ビルとしては最高層だった。
建物は後にはなはだしく増改築されて、煉瓦造の本体は容易に窺えない状態になっていた。本体はペンキで白く塗り潰されたが、間隙や裏手の上層に赤煉瓦の壁面を覗かせた。まちなかの煉瓦ビルはおおむねこんな状態で、倉庫や工場のようには目立たない。この煉瓦ビルはボロに囲まれて不憫だった。
詳細はなにも分からない。「昭和ビル」が煉瓦造の本体を指すのなら、年号が昭和に変わり、この場所が昭和町に区分されてからそう遠くない時期の竣工だろう。「昭和ビル」が煉瓦造の本体よりも規模の大きい増築部分を指すのなら、竣工年は1900-20年に遡るのではないか。
2007年10月にひっそりと解体撤去。庵田氏(産業考古学専攻)の調査も空振りに終わった様子で、結局、正体が判明しないままこの世から姿を消した。
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