2005年08月28日更新
旭湯は、門司港の旧市街にあった大衆浴場。正面にスクラッチタイルを張った洋風建築で、浴場の大理石の壁や御影石の床、黒御影石の円形浴槽などが逸品だった。2002年に廃業。レトロ基金委員会が買い手を探したが、手を挙げる者はなく、2005年に解体撤去された。
所有者は門司港レトロ事業によって建物が再利用されるかもしれないと廃業後5年も不動産を寝かせて待ち続けたのだから、責められない。第三者は自分の懐は痛めず解体は惜しいと軽軽しく言うが、経済的負担を背負い込むのはすべて所有者である。
銭湯のような汎用性のない建物は保存がきわめて難しい。特に旭湯の秀逸は外観ではなく内部にあったのだから、仮に再利用が可能だったとしても、外観保存ではほとんど意味がなかったのである。
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Asahi-yu Bathhouse