ガゾーン関門北九州圏

2006年01月03日更新

福岡ひびき信用金庫門司港支店

設計・施工
不詳
竣工・規模等
1930年竣工、RC、地上2階一部3階
場所
北九州市門司区東本町1-2-9
画像 画像

福岡ひびき信用金庫は2001年11月に北九州八幡信金と若松信金の合併により成立した新しい信金。この建物は元門司信用金庫本店で、2003年10月に新北九州信金、築上信金、直方信金とともに福岡ひびき信金に大同合流して、九州最大の信金に組み込まれた。

信金支店はこじんまりしてかわいらしいのが多いが、これは元が門司信用金庫の本店だから、そのへんにある地方銀行や都市銀行の支店より大きい。建物は玄関のトンネル風の大きな庇が特徴で、その上の3組の窓も円弧アーチ風に外壁を塗り分ける。ややおどけた印象を受ける。

トンネル玄関は昭和20年代(1945-55)の改修増築によるものという。地元金融機関だから関門国道トンネル着工の願いを込めたのかもしれない。関門国道トンネルは1939年に着工したが、工事半ばで戦災を受けて壊滅した。供用は終戦から13年後の1958年だった。

切り込みのような細い上下窓用の窓枠に煉瓦造の名残りがある。初期の鉄筋コンクリート造は煉瓦造の手法がそこかしこに見受けられるが、これは煉瓦造を愛惜したからというよりは、構造材が鉄筋コンクリートに変わっても、窓などの汎用品はすぐに入れ替わらなかったからだろう。

参照記事(他サイト)
なし
関連項目(ガゾーン内)
福岡中央銀行門司支店 - 道路向かい。櫛刻みの胸壁が特徴の分離派風
NTT門司営業所 - 隣接地。分離派の山田守設計。門司港では大柄な建物
山口銀行門司支店 - 門司港の近代銀行建築の代表格。様式建築

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