2005年05月21日更新
山口県労働金庫下関支店は、旧不動貯蓄銀行下関支店として1934年に唐戸地区の旧銀行街の一角で開設された。トスカナ式の2柱で玄関を挟んだ石造り風の銀行建築で、外壁はモルタル塗り。玄関の庇などに装飾があることはあるが、全体としてはすっきりとして古さを感じない。それどころか現代の似非懐古のようである。
日本では石造り風すわなち西洋古典主義のことで、西洋古典主義といえば様式建築である。通常は装飾過多なものだ。この建物はモルタル塗りの石造り風ながら、あからさまな時代の刻印が見当たらない。不思議な雰囲気である。
建物は1923年の関東大震災の教訓から基礎部分に免震構造を採用した。戦前の免震建築として貴重な存在である。
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