ガゾーン関門北九州圏

2008年10月26日更新

関門海峡ロープウェイ

設計・施工
未定
竣工・規模等
構想段階、延長1.7km、ゴンドラ2基(定員101人)、事業費48億円
場所
北九州市門司区和布刈―下関市火の山

航空写真

あらまし

関門海峡ロープウェイは、関門海峡早鞆の瀬戸を挟んだ和布刈と火の山を結ぶ延長約1.7キロの観光ロープウェイ。火の山から壇之浦へ降りるには、既設の火の山ロープウェイを使う。

事業主体は北九州市と下関市の50社が出資して1995年に設立した関門開発(本社、北九州市)。同社は1996年に環境調査を行い、1999年に環境庁開発許可を獲得、2002年夏の開業を目指した。しかし事業資金が集まらなかった。

2003年3月に火の山と壇の浦を結ぶ火の山ロープウェイが休止され、関門開発は開発を正式に断念。北九州市に対して公設民営方式での事業化を陳情し、市は2004年度予算案に調査費400万円を計上した。北九州市の試算によれば、事業費は48億円。片道料金が1000円で年間55万人の利用者があれば、投資回収に26年とした。

北九州市はこの構想に対して積極的だ。門司港レトロは観光客が頭打ちで、次の一手となるものを探している。役所が公共事業として開発するのは市民の風当たりが強くて難しいが、民間が積極的なことから、PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ。公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間の資金と経営を活用して行う手法)で取り組めないかと考えている。

一方、下関市はこの構想に対して消極的だ。ロープウェイは渡船や道路とは異なり、公共性がないと考えている。下関市は市民の市政に対する監視が厳しい土地柄で、市としては積極姿勢は打ち出しづらい。ただ、火の山ロープウェイを国土交通省の「まちづくり交付金」の助成対象にして季節運行で再開するなど側面支援はしている。

2005年10月~11月に実施した火の山ロープウェイの期間運行は成功だった。火の山ロープウェイは廃止になりそうにない。火の山ロープウェイの存続は、関門海峡ロープウェイにとっては生命線だ。

2005年12月19日作成

資料

参照記事(外部サイト)
毎日新聞「関門海峡ロープウェイ『切り札』に2市で温度差」(2005年11月26日)
関連項目(ガゾーン内)
なし

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