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2004年11月16日更新

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紫川十橋

国土交通省のマイタウン・マイリバー整備事業の架橋事業。「自然」を主題に紫川の8橋を架け替えて、北九州都心を象徴する華やかな水辺空間を創出。上田篤が「橋は水平の展望台」という着想で設計・監修を行った。しかし実現した橋は粉飾的なものが多く、狭い範囲で多数架け替えたことから、税金の無駄遣いと激しく非難される。事業費104.54億円。

整備事業全体は、都心部を流れる紫川の治水対策と、200万都市圏の中核にふさわしい「顔」を造る大事業。建設省河川局長の経歴を持つ末吉興一市長の政治力で実現。民間投資などを含めた総事業費は3610億円。土木学会技術賞。(04-11)

紫川の橋

音の橋 The Bridge of the Sound, 1983.6
豊後橋。東陶本社工場北側と健和会大手町病院の間に架かるPC斜張橋。長さ75.7メートル。幅員16.0メートル。マイタウン・マイリバー整備事業により架けられたのではなく、以前からあった橋。一連の架橋事業としては、斜張橋の外観が楽器のハープを連想させるということから、自然の中の音と調和する音色が響く仕掛けを設けるという。架橋事業への批判から実現するかは疑わしい。(04-11)
火の橋 The Bridge of the Flame, 1991.4
室町大橋。鵜飼いの漁火が主題。船頭町の風俗街横、都市計画道路小倉駅大門線に架かる。長さ77.3メートル。幅員15.0メートル。橋の両側にガス灯を設置、夜間に何度か炎を噴き上げる。事業費7億8400万円。(03-11)
太陽の橋 The Bridge of the Sun, 1992.5
中の橋。紫川十橋の目玉。小文字通りの橋。長さ79.2メートル。幅員36.0~43.0メートル。土木は構造美を前面に出し、装飾は控えめがよいとされるが、この橋は構造的には見るところがなく、きわめて装飾的な方向で突出したために批判が絶えない。事業費21億円。(03-11)
風の橋 The Bridge of the Wind, 1992.7
中島橋。都市計画道路浅野町愛宕線の橋。長さ82.6メートル。幅員30.0メートル。橋中央の動く彫刻「銀河の舟」が橋の象徴。台風でも壊れないがウリだったが、さくっと壊れて造り直した。微風でも微妙に動き、交差点待ちの時に見とれるのによい。事業費13億4800万円。(04-11)
海の橋 The Bridge of the Sea, 1993.4
紫川大橋。紫川河口、紫川泊地に架かる国道199号の橋。長さ87.0メートル。幅員35.0メートル。街路灯は船のマスト、橋脚は船の舳先を形象。交通量が多いため、歩道を車道から切り離して車道より高くする。事業費10億7000万円。(04-11)
木の橋 The Bridge of the Wood, 1995.3
常盤橋。歩行者用の太鼓橋。長崎街道の起点を記念して、日本古来の木造工法で架橋。長さ85.0メートル。幅員6.0メートル。北の火の橋、南の石の橋が数十メートル先に架かり、重複感が強い。歩行者用ということもあって、架橋事業を非難するときは太陽の橋と並んで槍玉に挙げられる。事業費7億4600万円。(03-11)
鉄の橋 The Bridge of the Iron, 1998.12
紫川橋。鉄の都を象徴したアーチ橋。 長さ83.5メートル。幅員25.0メートル。夜はライトアップされる。事業費13億円。(03-11)
水鳥の橋 The Bridge of the Waterfowl, 2000.3
鴎外橋。小倉ゆかりの文豪・森鴎外を記念した歩行者用の橋。長さ90.0メートル。幅員5.0~20.0メートル。中央部の幅に厚みがある。井筒屋とリバーウォーク北九州の行き来に利用される。冬場はイルミネーションが点灯。橋の中央に鴎外ゆかりの「鴎(かもめ)」の彫像。事業費6億7000万円。(03-11)
石の橋 The Bridge of the Stone, 2000.8
勝山橋。勝山通りに架かる橋。 長さ88.0メートル。幅員40.0メートル。橋の南側が無駄に広いのは、通行の利便を図るためではなく、川の上の広場とするため。日祭日などは出店が並ぶ。事業費24億円。(04-11)
月の橋 The Bridge of the Moon, u/c
宝来橋。紫川一号管理橋。架橋事業の最後の一つ。紫川東通りの橋で、紫川ではなく神嶽川に架かる。神嶽川で途切れた紫川東側遊歩道を連続させる役割も担う。事業費3600万円。2005年度末に竣工の予定。(04-06)

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