ガゾーン関門北九州圏

2005年09月06日更新

宇佐神宮

設計・施工
未調査
竣工・規模等
725年創建、1855-61年造替(本殿)
場所
宇佐市大字南宇佐2859

あらまし

宇佐神宮は、全国4万社余りの八幡宮の総本宮。八幡神は渡来系の神で、応神天皇の神霊という。

571年に初めて宇佐の地に示顕した。725年、聖武天皇の勅願により現社地に御殿を造立、本殿の一之御殿に八幡大神を奉祀。731年、二之御殿に比売大神を奉祀。823年、三之御殿に神功皇后を奉祀。伊勢神宮と並び、皇室の二大宗廟として信仰を集める。

879年から鎌倉末期まで33年間隔の式年造営が行われた。南北朝時代以後は臨時の造営になり、最後の造替は江戸末期の1855-61年である。

2005年3月の福岡県西方沖地震によって三之御殿の北、西面の白壁に最大で50cmに達する亀裂が10箇所以上走ったほか、北辰神社の北、東、西面の壁にも無数のひび割れが生じるなどの被災を受けた。損傷は文化庁の災害復旧事業により修復される見通し。

北辰神社

本殿二之御殿の脇殿。八幡造りの基となったらしい小社。創建年は不明。1864年に造替。1941年に修復。

小型の八幡造りで、正面1間、側面と前殿1間、後殿1間、相の間1間。総円柱、高床で、周囲に回縁をめぐらし、高欄を置く。桧皮葺き切妻造りの屋根を乗せる。本宮の地主神と伝わる。大分県指定有形文化財。

本殿

宇佐神宮の聖域。本殿は神宮内郭の回廊に守られ、西より第一殿、第二殿、第三殿の三棟が横に並ぶ。各殿は内院と外院の二つの切妻造建物を前後に連ねた八幡造り。桧皮葺きで白壁朱漆塗柱の華麗な建物で、この類いとしては最大級。現在の社殿は1855-61年の造替。

一般には公開されておらず、参拝客が建物を見ることはできない。2003年に10日間限定で初めて一般公開されたが、次の公開はあるのかどうかさえ分からない。国宝。

若宮神社

神託により造営使を派遣して852年に造営創祀。大鷦鷯命(仁徳天皇)外皇子を奉斎。他の主要建物が高床なのに対し、苔むした切妻の若宮神社は大地に溶け込む。国重要文化財。

高倉

上宮と下宮の間の林の中にある祭器具等を納める建物。1865年に建立。1941年に改修。

高床で寄棟造りの屋根を乗せる。平の中央に引き込み戸があり、この部分を持送りで縁を設けて擬宝珠高欄を備える。丹塗り。大分県指定有形文化財。

西大門

四脚向唐門。1592年の改築で現在の桃山風の構造になったという。現在の門は1740年の建立。

勅使門、本殿などと共に宇佐神宮の景観を象徴する。表参道の大鳥居をくぐり、上宮への階段を登ると、この門が出迎える。大分県指定有形文化財。

南中楼門(勅使門)

八脚門楼門。神宮内郭の南正門。1742年に建立。1941年に修復。

上宮の本殿前にあり、勅使参向のときに参入する。通常は開かずの門。神社建築に疎いと、門ではなく建物と間違いそうだ。大分県指定有形文化財。

呉橋

宇佐神宮の西参道にある神橋で、屋根がある。昔、呉(中国)の人が架けたと伝わる。鎌倉時代より前からあったらしく、1301年に勅使・和気篤成朝臣が「影見れば 月も南に 寄藻川 くるるに橋を 渡る宮人」と歌を詠んだ。

現在の橋は1615年に建立。1926年に国費で大改修。橋長約25m。幅約3m。5径間。屋根は檜皮葺きで棟は銅瓦。桁は木材で橋脚は御影石だが、西側の一基は共に鉄筋コンクリート。大分県指定有形文化財。

参照記事(他サイト)
宇佐神宮
宇佐神宮 - 大分百景
北辰神社 - 宇佐神宮
国宝本殿八幡造り - 宇佐神宮
本殿の模型 - 宇佐神宮
本殿の模型(その2) - 宇佐神宮
本殿特別公開 - 豊後国の新風土記
若宮神社 - 宇佐神宮
高倉 - 宇佐神宮
西大門 - 宇佐神宮
勅使門 - 宇佐神宮
呉橋 - 宇佐神宮
呉橋 橋門 - 土木学会
呉橋 橋梁 - 土木学会
関連項目(ガゾーン内)
赤間神宮 - 官幣大社
宗像大社 - 官幣大社

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