2007年12月09日更新
関彦橋 橋上から下関駅方面
関彦橋 下関側から小門海峡対岸の彦島を望む
関彦橋は、下関と彦島を隔てる小門海峡(関門海峡小瀬戸)を跨ぐ県道250号南風泊港線の桁橋。海を跨ぐといえば大仰だが、小門海峡は埋立てにより最小幅8mの水路に成り果てた。関彦橋あたりの幅は60m程度か。橋の下を漁船が通航するため上り下りがあり、傍目には陸橋に見える。
関彦橋を渡って彦島へ下りた地点が彦島でもっとも繁華な場所になる。下関市役所彦島支所も橋のたもとにある。付近には銀行、商店、パチンコ屋などなんでも一通り揃っており、島内で生活を完結させたいという自立心を感ずる。離島意識は橋が架かったくらいでは消えないものだ。
彦島はかつて関門海峡の二つの潮流、すなわち大瀬戸と小瀬戸の波間に浮かぶ離島だった。小瀬戸の東口を下関漁港の拡張を理由に埋立てたのは、いまから70年ほど前。下関商港の築港事業は1929年着工し、1937年完工した。これにより、下関と彦島を隔てる奔流は消滅した。
この埋立地(東大和町、大和町)が土台となり、下関―彦島間には次次と橋が架けられた。まずは1936年設置の下関漁港閘門。この水門の歩道によって下関と彦島が陸路でつながった。次が1942年供用の関門鉄道トンネル。ただ、この鉄路は彦島をバイパスするから、彦島には利益をもたらさなかった。
関彦橋は戦後間もない1947年に歩行者用の木造橋として簡易架設されたが、自動車を通すために3年後に撤去し、1954年に2車線+片側歩道のコンクリート橋として架け替えられた。1956年に2車線を追加し、以来、現在にいたるまで下関と彦島を結ぶ大動脈として利用される。
下関―彦島間ではこの後、1975年に彦島道路の彦島大橋、1982年に下関漁港閘門の水門橋が架けられたが、前者は2005年まで有料道路だったため、後者は昇開式可動橋で通行できない時間帯があるために、関彦橋に一点集中する車両通行を分散するにはいたらなかった。
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Kangenkyô (Simonoseki-Hikosima Bridge)