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2008年02月26日更新

西日本シティ銀行門司港支店(撤去)

設計・施工
不詳
竣工・規模等
1951年竣工、2008年解体撤去、RC、地上2階
場所
北九州市門司区港町1-20
画像

西日本シティ銀行門司港支店は、1951年に福岡相互銀行門司支店として建設された。同行は1989年に普通銀行に転換して福岡シティ銀行となり、2004年に西日本銀行と合併して西日本シティ銀行になった。この建物は一貫して同行の門司港地区の拠点店舗だった。

建物は戦前から1970年代まで続いた銀行建築の系譜上にある。外壁は石造を模したモルタル塗りで、1階に大きな縦長窓、2階に正方形の窓を穿ち、壁面を分割する柱型を強調する。玄関は表通り側と区画道路側の二面にある。交差点の角をばっさり切り落としながら、角に玄関を設けず壁面とした処理が落ち着かない。二つの正面が互いに顔をそむけているようだ。

基本形は付近にある凛帆樓(1950)とよく似る。円柱でははく柱型を用い、胸壁の装飾をなくした。あちらは2階の窓が大きいが、こちらは1階の窓が大きい。左隣の建物と見比べると3階分の高さがあることが分かるが、上から押し潰したように平べったく、浮き足立った凛帆樓とは対照的に地面にどっかり腰を下ろした。

2008年に解体撤去。北九州で預金量首位の西日本シティ銀行が門司港レトロに唾を吐き、大切な戦後遺産を保存活用の検討すら行わず叩き潰すとは想定外だった。山口銀行が門司支店をぴかぴかに磨き上げたのとは対照的だ。しょせんは他所の銀行か。ひどくがっかりさせられる。

参照記事(他サイト)
なし
関連項目(ガゾーン内)
山口銀行門司支店 - 門司港の近代銀行建築の代表格。石造り風
福岡銀行門司支店 - 様式としての近代銀行建築の最後。1970年代竣工
凛帆樓 - 銀行支店を改装した装飾品店。和風ルネサンス

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