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2008年12月31日更新

マリーゴールド門司港迎賓館

設計・施工
不詳
竣工・規模等
1950年竣工、RC、地上2階
場所
北九州市門司区港町2-21
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マリーゴールド門司港迎賓館

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港町二番館 凛帆樓

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ドコモ・センツウ 写真転載 裏辺研究所

あらまし

マリーゴールド門司港迎賓館は、熊本の業者と提携したハウスウエディング用のレストラン。空き家になった古い業務ビルを民間業者が商業施設として再生した稀有の事例だが、店子が変わるたびに厚化粧され、水商売女のようにけばけばしくなった。

建物は1950年に福岡銀行門司支店として建設された。20数年後、門司支店は道路向かいにより大きな建物を新築し、その後は日本船舶通信、ドコモ・センツウが入居して事務所とした。ドコモ・センツウまではおそらく竣工時に近い姿を留めていた。

原形は戦後の一時期に流行した和風ルネサンスの一種だろう。外観は石造を模したモルタル洗い出しで、隅の部分を丸めて二つの対称的なファサードを配し、柱型にはドリス式の円柱を飾る。

2階は足元から天井までの大きなガラスをはめ込む。西洋建築に日本人好みの大きな窓を穿つなどの和洋折衷はこの頃から進んだ。軽快さを演出する一方で、装飾を施した高い胸壁を被せ、重厚さを加えて全体を引き締めた。

2004年にダイゼンアートメッセが空き家になった建物を1年がかりで改修し、港町二番館 凛帆樓を開業させた。1階は輸入家具、照明ランプ、インテリア小物雑貨の店、2階はアートギャラリーと茶館。看板には「木とランプと布の館」と書いてあった。

凛帆樓はこの建物にとって大きな転機であり、この大改修により内装は業務施設から商業施設へと変貌した。外装には特に手を加えなかったが、玄関が重厚な木材の両開き扉になったほか、窓がステンドグラスになった。

凛帆樓は商売としては失敗だった。2007年6月にマリーゴールド門司港迎賓館として再出発したが、この時にモルタル洗い出しの外壁を白く塗たくり、腰石までも黒く塗たくった。石造風の建物に瘡蓋のような塗料を乗せるなんてどうかしている。

2007年5月9日作成、2008年12月28日更新

資料

参照記事(外部サイト)
凛帆樓公式ホムペ
マリーゴールド門司港迎賓館公式ホムペ
関連項目(ガゾーン内)
福岡銀行門司支店 - 移転先。様式建築としては最晩年の銀行支店。
大分銀行門司支店 - 最初期のRC造。門司港最古の銀行建築。撤去。
明治屋門司営業所 - 明治の大家、曾禰達蔵が設計した煉瓦造。撤去。
西日本シティ銀行門司港支店 - 戦後レトロ。2階を押し潰した平らな建物。撤去。

ご意見等

福岡銀行は向かい側に新築したのではなくて、向かい側の旧住友銀行門司支店の空き家に移転した、と記憶しています。(2008-12-31 投稿)

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