ガゾーン関門北九州圏

2006年02月25日更新

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平尾台 産業地区

平尾台周辺の石灰石鉱床は極めて豊富で、国定公園指定以前からセメント事業者の採掘権があった。1967年に県道28号北側は鉱区禁止地域に指定されたが、南側は鉱物資源の重要性と自然保護の必要性を秤にかけ、対象から外した。

平尾台自然の郷

平尾台自然の郷 Hiraodai Countryside Park
住友大阪セメント小倉鉱山と三菱マテリアル東谷鉱山の跡地に造成した北九州市の自然体験公園。飯屋、土産屋、工房、野草園、展望台からなる「ビレッジゾーン」と、広場、果樹園、そば畑、野外音楽堂からなる「広場ゾーン」、および有料のキャンプ場で構成する。詳細
平尾台自然の郷三叉路 HCP Folk
県道28号直方行橋線を北九州側から登り、吹上峠を越えるとすぐに市道新道寺110号との三叉路がある。市道へ入れば平尾台自然の郷へ、県道を進めば平尾台自然観察センターへ行ける。三叉路に信号機や道路標識はないが、路面が新しくなっているのですぐに分かる。(04-06)
平尾台配水池 Hiraodai Service Reservoir
自然の郷臨時駐車場の西。池といっても水溜りはなく、この給水設備を指す。上水道を四百数十メートル下の低地から汲み上げてここに貯める。建物の屋上にある高置水槽の超大型版で、水の重力を利用して台地上へ供給するのだろう。これの完成以前は井戸による自給で、供給は不安定だったという。(03-06)
東谷鉱山から南三叉路 South Folk
吹上峠先で分かれた市道新道寺110号は平尾台南斜面を少し下りた場所でふたたび県道28号直方行橋線に合流する。右手の山は「峯」違いの塔ヶ峰(標高396メートル)、左手の丘は大かん台(標高420メートル)。下界は行橋市を中心とした京都平野。周防灘は空に溶け込んで見える。(04-03)

住友大阪セメント小倉鉱山

概要
採取品目が石灰石とけい石というほかは詳細不明。現場は小倉興業平尾台採掘現場事務所が担当。(04-11)
正門 Front Gate
自然の郷正門の100メートルほど手前、市道新道寺110号線沿いにある。(04-07)
鉱山 Quarry
採掘はベンチカット方式(段階状に山を切り取っていく採掘法)。発破をかけて起砕し、重機で細かく砕いてゆく。この方式はもっとも安上がりで、圏内の石灰鉱山はどれもこの方式を取り入れる。むろん下記の東谷鉱山も例外ではない。(04-07)

三菱マテリアル東谷鉱山

概要
小倉鉱山の南に位置。1956年に操業開始。採掘面積120万平米。生産量1002万トン(2003)。採取品目は石灰石。従業員数は直轄42名、請負125名(2000)。原料はベルトコンベアで苅田臨海部の同社九州工場や、事業提携先の宇部興産苅田セメント工場へ直輸送する。関門都市圏で最大の鉱山。(04-11)
正門 Front Gate
自然の郷の高原果樹園にある作業管理棟が目の前にある。ベルトコンベア建設以前は原料を満載した大型トラックがひっきりなしに行き交ったろう。現在は作業員の自家用車が出入りするだけである。(04-03)
事業所 Workshops
夜間、平尾台道路を南から登ってゆくと、高みに暖かな光が見える。あれはリゾートホテルかはてまた会員制倶楽部なのかとかねてより疑問だった。この日はじめて目の当たりにしたが、そんなよいものではなかった。台上にトタンのバラックが散らばる。ひと気はほとんどない。奥が平尾台北壁だろう。(04-05)
採掘場北側 Northside of the Quarry
雄大な自然を背景に荒涼とした採掘場が広がる。もっとも現在の現場は北壁側で、ここらは残土の処分場である。(04-03)
ドリーネ Doline
手つかずのドリーネ(くぼ地)の向こうに見えるのは住友大阪セメント小倉鉱山の最終残壁。産業地区では自然保護区のような野焼きはないから、このドリーネは平尾台の本来の植生だろう。(04-10)

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