ガゾーン関門北九州圏

2005年10月21日更新

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平尾台 自然保護区

急崖をめぐらせた卓状台地。長軸約12キロ。短軸約2キロ。標高400~600メートル。東北は標高が上がって貫山山地に連なる。台地は石灰岩で形成され、カルスト地形の発達が著しく、北西側は未変質の古生層、南東側は変成岩層からなる。

  • 吹上峠 - 平尾台北壁の峠
  • 集落 - 平尾台ポリエにある数十戸の集落
  • 地の果て - 平尾台の石灰岩地帯の東端
  • 見晴台 - 芳ヶ谷方面と茶ヶ床方面の分岐点
  • 茶ヶ床 - 天然記念物平尾台の中心地
  • 羊群原 - 石灰岩の露頭が顕著な大平山南斜面

吹上峠

8合目付近 About the Eighth Stage
道路は7合目あたりで空へ抜けて、振り子状に行き来しながら壁を登る。折り返し地点はカーブが急激で、交通事故が多い。ガードレールを突き破ると100メートル以上転落するようだ。もちろん、ここで事故を起こすと命はない。(04-02)
吹上峠 Hukiage Tôge Pass
吹上峠は標高370メートル。東側の大平山と西側の馬ノ背台の谷間の凹んだ部分に当たる。その名のとおり、舞い上がる風の通り道となる。平尾台は天空の高原という印象が強い。急壁の山道を登って吹上峠を越えると、そこは別世界である。(03-04)

集落

平尾台自然観察センター Hiraodai Nature Observation Center
国定公園の管理・紹介施設。観察センターは学術、自然の郷は娯楽という棲み分けになるが、狭い平尾台に二つの公共施設が必要だったかは疑問が残る。平尾台集落(遠景)の中心地にあり、周囲には駐車場や商店のほか、住宅や小学校分校などがある。平尾台観光タクシーが小倉南IC北の中谷バス停からここまで乗合タクシーを運行する。詳細
平尾の森 Woods
平尾台ポリエ(盆地)の中心は草原ではなく人工林である。集落を守る防風林の役割もあろう。日本では森といえば山にあり、平地は開かれている場合が多いが、ここは平地に森があって山は草原だから異彩を放っている。平尾台は土が薄く森が育たないが、ドリーネ(窪地)など土砂がたまる場所には樹木があることが多い。(04-06)
牡鹿洞 Ozikadô Cave
洞口部が竪穴の石灰洞。平尾台に三つある観光洞の一つ。観察センターの南西すぐそば。川獺やナウマン象の臼歯の化石などが発見され、「恐竜の落とし穴」と呼ばれる。高低差48メートル。長さ403メートル。入場料500円(一般)。(04-03)

地の果て

道の果て End of Path
集落から南へ伸びる農道を3分ほど走って行き着く場所。ここで道は果て、台地はすっぱり切れて一気に180メートルほど落ちる。絶壁といえば八面山が思い浮かぶが、ここは下に行くほど傾斜が急で、見下ろしても斜面が見えないことから、ことさらに急傾斜という印象を受ける。2005年10月に再訪したところ、行止まり前の数十メートルは草が生い茂って普通車では近づけなかった。車で崖っぷちまで行けるのは、草が生い茂る前の初夏までだろう。地図。(05-10)
不動山 Mt. Hudô
平尾台南東端の山。標高411メートル。山といっても台上から見れば小さな丘で、山頂付近には畑がある。農道を通って山頂手前まで車で行ける。南東斜面は最大傾斜角が約80度の急壁(上項目2枚目)で、あちらとこちらではまったく表情が異なる。(04-06)
不動洞 Hudôdô Cave
地の果ての絶壁の麓ある鍾乳洞。洞口の標高270メートル。高低差35メートル。長さ1000メートル以上。洞口は平尾台南東壁の湧水口で、洞口より流出する大量の水は不動滝を流れ落ちて小波瀬川に合流する。観光洞ではない。(04-06)

見晴台

見晴台三叉路 Miharasidai Fork
平尾台支線林道の南端。県道28号平尾分校前で東側に折れ、車で1分ほど走ると三叉路に至る。まっすぐ進めば千仏鍾乳洞、左に折れれば林道で、目白洞、中峠、広谷方面へ行ける。三叉路には駐車する場所もあり、あたりいちめんのカルスト台地が楽しめる。(04-03)
千仏鍾乳洞 Senbutu Limestone Cave
平尾台を代表する鍾乳洞。平尾台の鍾乳洞といえば普通はここを指す。秋吉台の秋芳洞と同じ地下川形の洞窟。観光洞なのに野性味あふれて、楽しくて仕方がないらしい。観光で入れるのは入口から1200メートル。うち480メートルは装備もいらない。入場料800円(一般)。国指定天然記念物。(04-03)

茶ヶ床

茶ヶ床 Tya-no-toko
「天然記念物平尾台」の中心地。目白洞やキャンプ場、農地などがある。平尾台はこのあたりからの景色がもっとものびやかで美しい。平尾台をさまようには春がいい。夏を過ぎるとススキが伸びて、歩くというよりは草を掻き分けて泳ぐという感じになる。(04-03)
目白洞 Mezirodô Cave
平尾台では最長となる延長2160メートルの洞窟。南洞、北洞、白蛇支洞に分かれる。観光化は上穴(南洞)の200メートル。観察センター主催のガイドツアーに参加すれば北洞に入れる。北洞奥の「洞奥の滝」は落差が20メートルあり幻想的だという。入場料500円(一般)。(04-03)

羊群原

大平山 Mt. Ôhera
平尾台北西端の山。羊群原というのは、本来はこの大平山(標高587メートル)の南斜面あたりのことである。茶の床からは南斜面に群がる羊が日差しを反射して山全体が輝いて見える。一般車両の入れる道路がなく、意を決して歩いてゆくほかない。(04-06)

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