ガゾーン関門都市圏

2009年4月26日更新

八面山平和公園の土木建築

設計・施工
未調査
竣工・規模等
砂防ダム 1996年竣工 八面山荘 2001年7月竣工
場所
中津市三光田口3572-4(八面山荘)

公園の起こり

終戦直前の1945年5月7日、村田曹長搭乗の戦闘機が11機からなる米軍B29爆撃機編隊の先頭機に体当たりし、両機はともに墜落した。その地に慰霊碑を建てて公園整備を行ったのが八面山平和公園という。

ややま川の砂防ダム

で、話題はそれとは関係なく砂防ダムを取り上げた。砂防ダムは山がちな関門都市圏では市街地の傍でも見られる日常的な構造物だ。2003年は集中豪雨による土石流災害で大勢が死んだが、砂防ダムはその土石流が発生した際に、土石を堰き止める役割を担う。

しかし近年は環境問題への関心が高まるにつれ、自然や景観を損なう砂防ダムが槍玉に上げられるようになった。無骨でコンクリート剥き出し、しかも平時は草薮の中にあったりして、なんのためにあるのかが分からない。

そこで、砂防施設を公園化したのが八面山平和公園の例。ややま川の渓流を利用した親水空間を併せて造成し、ダム本体もコンクリート剥き出しを改め、化粧石を張りめぐらせて「愛される土木」への脱却に余念がない。こんな見目秀麗な砂防ダムは久しぶりに見た。

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2003年は降雨量が多かったせいか、水が溜まって溢れ出し、貯水ダムのようだ。平常時の状態がどうなのかは知らない。ダム右上のプレートには「平成八年×××」とある(不鮮明な拡大写真)。石張りだから古いということはなく、環境の世紀の産物だ。

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反対を向いてややま橋から下流、八面山野外音楽堂方面。八面山の自然石で護岸と川底を固めた渓流は、自然志向な都会人の水遊びに適す。水辺に虫が湧くでもなく、土で手足や衣服が汚れることもない。都会人が好む自然は、人間に飼いならされた自然だ。

八面山荘

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水遊びを楽しんだら八面山荘へ。こちらは三光村(現、中津市)の施設。財源に余裕のない小規模自治体できょうび豪華施設はめずらしい。建物は2001年7月竣工。外観は八面山上空を優雅に舞うパラグライダーを模した。館内は宿泊室、研修室に加え、中津平野から周防灘までを見渡せる浴室がある。別棟にバーベキューハウスなどもある。

写真は裏手のデッキ付近を写したもので、 ここで飲み物や軽食を供してくれるそうだ。奥に見える淡黄色が浴室。銀色の屋根がパラグライダーのようなのだが、この日は逆光で撮影はかなわなかった。

2003年8月15日撮影、2003年8月24日作成

資料

参照記事(外部サイト)
八面山荘 - 中津市
関連項目(ガゾーン内)
特集 八面山山頂遊歩道 - 平らな山頂部の尾根伝いをめぐる自然遊歩道。

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