2006年11月21日更新
京町一丁目界隈は、苅田町の中心商業地をなす。JR苅田駅から南へ200mほど離れた位置にあり、駅前は場末になっている。苅田は1970年代の都市計画によって現在の市街地の骨格ができたが、京町はそれ以前から集落だった場所らしい。老朽化した古い形態の木造家屋をそこかしこで見かける。
京町は食品スーパーのマルショクが最大の商業施設で、周囲には苅田旅館、福岡銀行、コンビニほか、洋菓子屋、八百屋、花屋、床屋などの個人商店がある。
表通りの歩道にはところどころ雨除けの片側式アーケードが被せてあるが、商店前だけで連続していない。苅田町の文書によれば、ここらを苅田商店街というのだそうだ。しかし店は指折り数えるほどしかないし、商店街名簿にも記載はない。
区画道路沿いには社用族ご用達の飲食店ビルがいくつかある。店舗数にして50店舗くらいか。京町は商店街というよりは歓楽街の雰囲気が強い。商店街は形成できなかったのに一定規模の飲み屋街が存在するのは、郊外都市にして工業都市だからだろう。
苅田は1970年代以降に発達した新しい町だから、商業は車社会に対応してはじめから沿道に開けた。新たに駅前に商店街を形成する時代ではなかった。一方、郊外都市といっても工業都市だから職場が多い。「仕事帰りに女をはべらせて一杯」という需要は旺盛にあった。
苅田町の昼間人口比率は113%を超えて、小倉南区や行橋市を住宅衛星都市として従える。就業人口の大きさからいえば、もっと大きな歓楽街があってもおかしくないくらいだ。
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Kyômati Neighborhood in Kanda