2007年07月27日更新
自動車の目
下曽根南口大通りは、下曽根南口土地区画整理事業(1987-1997)により新設された目抜き通り。下曽根駅南口と国道10号曽根バイパスを直線で結ぶ。4車線+両側歩道で、延長は800m弱。二色の舗装用ブロックを敷き詰めた歩道は歩きやすく見通しが利く。
「モール通り」と呼ぶ向きもいるようだ。モール通りとはザ・モール小倉(1995)の内部にあるショッピングモールの正式名称だが、ここでの用法は「ザ・モール小倉が面した通り」の意だろう。駅前の目抜き通りが名無しで、いちいち「曽根バイパスから下曽根駅へ入る道」などと説明しなければならないのは困りものだ。
小倉南区東部は北九州の成長センターながら、かつては商業開発できそうな場所が皆無だった。大幹線・曽根バイパスは通行車両の巡航速度が高い上に、中央分離帯と歩道の植樹が大規模で、視認性が悪すぎて沿道を商業開発するのが難しかった。
郊外型店舗の立地に最適化された下曽根南口大通りの登場は、当然ながら小売業者の熱い注目を集めた。ただ、下曽根駅南口土地区画整理事業では、駅前の一角が商業地域と近隣商業地域に指定されたものの、目抜き通り沿いは第一種住居地域、奥の街区は第一種中高層住居専用地域に指定された。
小売業者の期待とは裏腹に住宅市街地を形成するのが目的だったから、用途地域によって大規模な商業店舗の立地をあらかじめ規制した。従って、沿道にはザ・モール小倉を始め、物販店や外食店などが集まるが、駅前の商業地域に陣取るザ・モール小倉を除けば大型店は存在しない。まあ、小さな店がこまごまあったほうが華やかな雰囲気を醸せる。
最近進出する小売店は黒原飛行場線の寺迫口あたりや小倉東インター地区などの準工業地域に店を構える傾向が強い。準工業地域はまちづくり三法の改正によっても規制されなかった地域で、無節度な商業開発を容認する。ドットコム小倉南店(2003)やベスト電器小倉南本店(2007)のような超大型店が下曽根南口大通りではなく場末にあるのはそういう理由だ。
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So-called The Mall Street in Simosone Southside