2005年09月19日更新
自動販売機を残して駅舎が撤去された船尾駅
生前の船尾駅舎
船尾駅の乗り場から船尾鉱山
駅前の焼成炉 手前の事務所は撤去
JR船尾駅は、田川市大字弓削田にあるJR後藤寺線の無人駅。単線の線路は土手の上にあり、2004年までは2階建て駅舎の階段を上れば乗り場へ行けた。駅舎が撤去されてからは、脇にある坂道を上る。いくら乗降客が見込めないからといって、階段さえつけないのはひどい。
駅前には船尾鉱山の山元工場、麻生ラファージュセメント田川工場がある。駅前にキルンが聳え立ち、地響きを立てながら粉塵を撒き散らす。かつて駅舎は石灰が降り積もってどこもここも真っ白だった。
セメント生産が盛んだったころは駅前にバス停やら食堂やらがあったようだが、いまは残滓と化した。2005年現在、駅前には麻生ラファージュセメント以外なにもない。24時間うねるような騒音と粉塵に苛まれる環境だから、周囲には民家もなければ田んぼもない。単なる荒地が広がる。駅舎とともに公衆電話も撤去され、自動販売機が唯一の存在になった。
田川には先日まで三つの鉱山と三つの山元工場があった。2004年に付近にあった三井鉱山セメント田川工場が閉鎖され、香春町の香春太平洋セメントも閉鎖された。船尾駅前の麻生ラファージュセメントは、田川最初のセメント工場にして、最後の砦として稼動している。
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JR Hunao Railway Station