2008年11月25日更新
自動販売機を残して駅舎が撤去された船尾駅
生前の船尾駅舎
船尾駅の乗り場から船尾鉱山
駅前の焼成炉 手前の事務所は撤去
JR船尾駅は、田川市大字弓削田にあるJR後藤寺線の無人駅。単線の線路は土手の上にあり、2004年までは2階建て駅舎の階段を上れば乗り場へ行けた。駅舎が撤去されてからは、脇にある坂道を上る。いくら乗降客が見込めないからといって、階段さえつけないのはひどい。
駅前には船尾鉱山の山元工場、麻生ラファージュセメント田川工場がある。駅前にキルンのサスペンションプレヒーターが聳え立ち、地響きを立てながら粉塵を撒き散らす。かつて駅舎は石灰が降り積もり、どこもここも真っ白だった。
セメント生産が盛んだったころは駅前にバス停や食堂があったが、いまは残滓と化した。2005年現在、駅前には麻生ラファージュセメント以外なにもない。24時間うねるような騒音と粉塵に苛まれる環境だから、周囲には民家もなければ田んぼもない。単に荒地が広がる。駅舎とともに公衆電話も撤去され、自販機が唯一の存在になった。
田川には先日まで三つの鉱山と三つの山元工場があった。2004年に付近にあった三井鉱山セメント田川工場が閉鎖され、香春町の香春太平洋セメントも閉鎖された。船尾駅前の麻生ラファージュセメントは、田川最初のセメント工場にして、最後の砦として稼動している。
2005年9月19日作成
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JR Hunao Railway Station