2008年11月7日更新
飯塚緑道 親和銀行の裏手
飯塚緑道公園は、吉原町の繁華街・歓楽街を縦断する緑道。クスノキ、ケヤキ、ツツジ、アベリアなどが植栽される。かつて飯塚宿の水路だった飯塚川を1975年頃に埋め立てて遊歩道とした。国道211号東側の歓楽街付近にそれを偲ばせるせせらぎを有す。公園内は駐輪が目立つ。写真の電飾は2003年冬に始まった。
中心市街地の緑道は街に潤いを与えるのによさそうだが、実はあまり使い勝手がよくない。建物は原則として道路に面した敷地でなければ建てられない(建築基準法の接道義務)。ところが緑道は道路ではなくて都市公園の一種だから、これを動線とした街区形成は法的に難しい。従って、周囲の建物がみな背を向けて陰気な場所になる。ここに限らず、わたしの知っている緑道はすべてそうだ。
緑道よりも道路のほうが断然によい。歩行者専用道路にでもして緑化に励めば、沿道にしゃれた店の一つや二つは出店するかもしれない。街の賑わいを取り込んでこそ、緑の潤いも生きるというものだ。
2005年8月25日作成
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Îzuka Green Lane