2008年11月26日更新
鷹ノ巣山 一の岳(国道500号と県道451号の三つ又からの眺め)
鷹ノ巣山 一の岳(上記から県道451号をやや下りた地点からの眺め)
県道451号(上と同じ地点、反対方向)
鷹ノ巣山一の岳は、英彦山の東側に聳える標高979.3mの山。英彦山は約9万年前の阿蘇の大噴火によって形成された溶岩台地だ。鷹ノ巣山あたりは火山灰などの柔らかい部分が侵食されて山頂に岩場が残った。これをビュート(残丘)と呼ぶ。
「全山が国の特別天然記念物に指定され、耶馬日田英彦山国定公園の特別保護地区となっている。このため一部を除いて伐採、植林を免れ、岩峰とこれを包む自然林は深山の趣を残している」(山と渓谷社)。
鷹ノ巣山は一の岳、二の岳、三の岳からなるが、豊前坊高住神社あたりから眺められるのは一の岳のみ。二の岳、三の岳は一の岳のちょうど背後の位置にある。豊前坊はかつて鷹ノ巣山に祀られた神々が坐す神社だ。
自動車で山頂まで登ることはできない。豊前坊の駐車場に車を止めて、歩いて40分程度で登れるそうだ。ビュートの道のりが見た目に違わず険しいようで、「木の幹などにつかまりながら登り、やがて岩場も現れて、山容にふさわしい斜面を実感。ロープを握って、岩場をよじ登る」(大分の山・登山記)。
2007年5月12日作成
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Takanosuyama 1st Peak, Hikosan Branch, Yaba-Hita-Hikosan Quasi-National Park