ガゾーン関門都市圏

2016年05月20日更新

河内藤園

公園種別
自然公園 > 国定公園 > 北九州国定公園
公園施設
藤園、モミジの森、便所、無料駐車場200台
場所
北九州市八幡東区河内2-2-46
基本情報
入園料 300~1500円、開園時間 9時~18時、開園時期 4月中旬~5月中旬、11月中旬~12月中旬、電話 093-652-0334
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モミジの森 急勾配の山の斜面 2015年11月28日

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藤トンネル 各種の藤が咲き並ぶ部分 2015年5月2日

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野田長藤の花房が目線まで降りてくるあたりが人気スポット 2015年5月2日

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藤ドーム 中に入れる 2015年5月2日

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大藤棚の大木 2015年5月2日

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白藤は濃い色の藤と対比させると輝いて見える 2015年5月2日

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葡萄のような八重藤 2015年5月2日

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見下ろして色鮮やかなのは咲き始め 下からはこんな感じ 2015年4月25日

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2008年5月7日のようす 平日は人影まばらな秘密の花園だったが

河内藤園の範囲 右上を押すとグーグル地図が開く

あらまし

河内藤園は、日本有数の広さを誇る私営の藤園。1977年4月開園。1000坪の大藤棚を中心に、藤ドームや藤トンネルをめぐらす。4月下旬から5月中旬にかけて、さまざまな藤の花が順繰りに咲き乱れ、その色彩と芳香で来園者を魅了する。花は、野田長藤、口紅藤、赤紫、青紫、紅、白、八重、長、中、短の各種。22種類で計150本。

河内貯水池付近の山あいにあり、交通の便がよくない。路線バスは2011年に廃止された。タクシー利用の場合はJR八幡駅から片道3000円前後、JR小倉駅から片道4000円強かかり、レンタカーのほうが安くつく。自家用車を利用できない方は最寄の河内温泉あじさいの湯の送迎バスを利用して、温泉がてら立ち寄るのがよかろう。

河内藤園は知る人ぞ知る花園だ。宣伝は一切していない。主人は藤園を厳格に管理しており、観光客が大勢集まると不届き者が藤の木を傷めるからと集客に乗り気でない。好きな方だけが来てくれればよいという姿勢だ。客を選ぶ商売は三大都市圏では差別化戦略として有効だが、いまの北九州で頑固一徹では経営が苦しかろう。

入園料は300円~1500円。開花状況により変動する。入園料1500円を要求されたら、もっとも美しい時期にめぐりあえたと喜ぼう。来園者は毎年来園する贔屓の団体客が多く、大藤棚の下で持参の弁当を食べたり、藤の下でのんびりおしゃべりして過ごすそうだ。カラオケなどの騒がしい行為は禁止。ペット同伴も禁止。

河内藤園は紅葉の名所でもあり、樹齢30年近くのモミジの木が約700本、樹齢70~80年のモミジの木が18本ある。11月中旬から12月中旬にかけて、藤園と同じく厳格に管理され、凛とした気配ただようモミジの森を散策できる。入園料は0円~300円。なお、藤の季節にモミジの森に入園することはできない。

口コミで人気加熱

河内藤園はここ数年で口コミが世界に拡散して人気が急激に高まった。しかしいざ現地を訪ねたいと思っても、必要な情報が見当たらない。いつが満開なのか。そもそもどこにあるのか。最寄りのバス停から歩いて1時間? 謎が謎を呼んで人気が過熱した側面もある。2015年は藤園へ至る一本道で最大4時間待ちの大渋滞が発生した。

2016年は公式サイトを開設、JTBに前売り入園券の販売を委託し、自らシャトルバスの運行に乗り出した。北九州市とも協議して道路に電光掲示板なども設置してもらった。熊本地震の風評被害による外国人客の減少もあり、大型連休中の満開時でさえ人の流れは物足りないくらいスムーズになった。河内藤園は「世界のどこかにある秘密の花園」から「気軽に行ける実在の植物圏」になった。

来園者の増加は河内藤園の園内も変えた。1年にせいぜい千人の花見客が愛でるだけだった藤の木は、数万人の観光客に根元を踏まれてすっかり弱ってしまった。以前の無防備な状態にしておくことはできず、木の周囲を竹で囲う、木製通路を敷設して人の移動を制限するなどの保護手段を講じるも、2015年は大藤棚の大枝が枯死し、2016年は全体に花が痩せて出来が悪かった。天候不順が主たる原因だといい。

主人が知名度の向上を素直に喜んでいないのは間違いがない。河内藤園が季節を代表する観光地に育ったという気負いはなく、想定超の観光客に踏み荒らされた藤園の状態を憂えている。今後は「団体パスツアーの禁止や大幅な料金改定などを検討」(パンフレット)するそうだ。

2008年5月11日作成、2016年5月20日増補

資料

2016年開花状況
河内藤園は5月15日をもって今年の一般公開を終了しました。
2016年交通アクセス
観光バス 2016年からは日帰りバスツアーが利用できる。例、阪急交通社 河内藤園日帰りツアー(受付終了)。その他は「河内藤園 ツアー」で検索。

路線バス 最寄りの河内小学校前バス停は2011年に廃止。八幡駅発の56番路線は終点が短縮され、2016年現在は「上重田」行きに。終点の上重田バス停から河内藤園は道なりに3.7キロ、徒歩47分。参考:八幡東区のバス路線図
河内藤園シャトルバス 2016年に新設。八幡駅南口から河内藤園へ直行。期間は4月23日~5月8日。運行時間は9時~15時で1時間に1本。バス2台が同時に発着する。時刻表はない。
河内温泉あじさいの湯 送迎バス 八幡駅南口または到津の森公園前(小倉~天神の高速バス停)から無料送迎バスがある。あじさいの湯から河内藤園までは徒歩3分。河内藤園とは無関係であり、施設利用(温泉や食事、~1000円)が乗車条件。タダ乗りは絶対にやめましょう。
タクシー 八幡駅から片道2750~3100円(約20分) ※タクシーサイト調べ。見ごろ時は八幡駅前に河内藤園行きの行楽客が集まる。定員超過でバスに乗れない場合はお互いに声をかけてタクシーに相乗りしよう。運賃は渋滞による時間加算で高額になる恐れがある。上記料金を目安に定額で交渉しよう。
レンタカー 北九州空港、小倉駅周辺、八幡駅周辺のいずれかでクルマを借りる。小倉駅周辺にはレンタカー各社の店舗が揃い、宿泊や飲食の利便性が高い。北九州空港―小倉駅間はシャトルバス(33分)がある。
自家用車 北九州都市高速道路4号線「山路」または「大谷」ランプ下車、約20分。今年は入園規制が強力に効果を発揮して5月1日時点で渋滞は発生していない。一方、南(小倉南インター発八幡インター発)から県道61号経由で現地に入る場合は、県道62号田代町~河内藤園間の片側通行規制がネックになる。規制は2015年に発生した土砂崩れによるもので、総重量10トン以上の車両が通行止め。交通の流れは若干悪い。
参照記事(外部サイト)
河内藤園 - 公式
開花情報等を口コミで確認 - ツイッター
お散歩がてら - 長年の贔屓客の方
関連項目(ガゾーン内)
河内藤園2016年藤見ガイド - 変更事項、交通アクセスほか
特集 河内貯水池 - 八幡製鐵のダム。着工当時は東洋一の巨大ダム。

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