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2016年05月12日更新

河内藤園 2016年藤見ガイド

公園種別
自然公園 > 国定公園 > 北九州国定公園
公園施設
藤園、モミジの森、便所、無料駐車場200台
場所
北九州市八幡東区河内2-2-46
基本情報
入園料 500~1500円、開園時間 9時~18時、開園時期 4月中旬~5月中旬、11月中旬~12月中旬、電話 093-652-0334

2016年の入園方法

河内藤園は2016年より入園方法を変更する。繁忙期の4月23日(土)~5月8日(日)は事前にコンビニで前売り入園券(500円)を購入し、現地で入園料(500~1000円)を支払う二段階方式になる。詳細は公式ホームページで。今年の開園時期は4月20日(水)から5月15日(日)。

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上の画像は現地入口のお知らせ。「自家用車・レンタカー等車両でのお越しの方は、前売り入園券がないと当園内乗り入れ及び、駐車もできません。公共機関等ご利用のお方は、当園で入園券は購入できます」。

河内藤園のシャトルバスを利用する方やハイキングがてら歩いてゆく方は、コンビニチケットがなくても入園できる。

熊本地震の影響

北九州は熊本地震による被害はなく、平穏な日々が続く。しかし一部(特に海外)で九州全体が被災したかのような報道がなされており、旅行やホテルのキャンセルが相次ぐ。風評被害は確実にある。

河内藤園の来園者は、2~3割が外国人、同じく2~3割が遠方客、残りが地元客とみられる。外国人や遠方客が来園を取り止めることで、今年は思いのほか空いた藤園を楽しめる可能性がある。

来園すべきはいつごろか?

桜は一輪の花が咲いたときから花吹雪となって散るときまで美しい。藤もそうかと言えば、残念ながらそうではない。見ごろは満開時の数日に凝縮されるように思う。

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2015年の満開は5月2~5日あたりだった。上の写真はその1週間前、4月25日の撮影。藤は花房の上から下に向けて花をつける。咲き始めは小高い丘から見下ろせばきれいだが、藤トンネルや藤棚に入って見上げると寒々した絵になる。藤は芳香が強く、来園者はその香りに感激しながらも、「まだ早かった」と口ぐちにつぶやき、園内を足早に1周して帰ってゆく。

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上と同じ場所が満開時はこうなる。魔法をかけたような圧倒的な花の量に目を見開く。

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そして満開から1週間が経過した5月9日。写真はそれなりに見えるが、花に色つやがない。散らずに枯れた花が腐敗臭を放ち、夏草のむっとした臭いが立ち込める。来園者は長居しない。

河内藤園に魅せられて遠方から訪ねようと考えている方には満開時の来園を強く勧める。渋滞や混雑を嫌って、あるいは日程の都合で咲き始めや終わりかけの来園を考えているのなら、いっそ来園を中止して近所の藤棚の満開を探してはどうだろう。藤棚は満開のときに訪れてこそ価値がある。感動に太鼓判を押せる期間は3日程度しかない。

開花状況は当サイトの紹介ページ、あるいは公式ホームページで確認しよう。

2016年交通アクセス

河内藤園は市街地からやや離れた国定公園内の山間部にあり、2011年に路線バスが廃止されてからは公共交通機関が存在しない。河内貯水池べりは市民の憩いの場として各種行楽施設が整備されているが、せいぜい1000人程度の利用を想定したつくりであり、1万人超の行楽客が大挙して押し寄せると完全な飽和状態になる。

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2015年の満開時は現地への一本道である県道62号の渋滞が6キロ超に達し、片道の所要時間が4時間にもなった。山間の一本道だから渋滞に捕まると逃げられない。2016年は入園規制が強力に効果を発揮して4月30日時点で渋滞は発生していない。満開となる5月第1週も渋滞を気にする必要はなさそうだ。

5月1~2日はG7北九州エネルギー大臣会合が開催される。検問等に注意したい。

上の沿道案内は県道62号の沿道にある駐車場や公衆便所、自販機、食事処などを網羅してある(2016年4月調査)。自家用車の方は万が一の渋滞に備えて公衆便所の位置を、ハイキングがてら歩いてゆく方は加えて自販機の位置を確認しておくと安心だろう。

観光ツアーバス

自家用車を利用できない方には日帰り観光バスが有力な選択肢になる。去年までは渋滞により日程が組めず、満開前後のバスツアーは設定されていなかった。今年は市内発着便(小倉、引野口)ほか、近隣都市(別府・大分、博多、広島、岡山等)発着のツアーもある。

例、阪急交通社 河内藤園日帰りツアー(2017年の受付開始)

路線バス+ハイキング

最寄りの河内小学校前バス停は2011年に廃止された。八幡駅発の56番路線は終点が短縮され、2016年現在は「上重田」行きに。終点の上重田バス停から河内藤園は道なりに3.7キロ、徒歩47分。参考:八幡東区のバス路線図

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上重田バス停以南は景観がよく、遊歩道が整備され、公衆便所や自販機も点在する。普段から歩きなれた方なら準備しなくても歩ける行程だろう。

河内藤園シャトルバス

2016年に新設。八幡駅南口から河内藤園へ直行する。期間は4月23日~5月8日。運行時間は9時~15時で1時間に1本。バス2台が同時に発着する。片道30分でピストン輸送する計画。時刻表はない。

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河内温泉あじさいの湯 送迎バス

八幡駅南口または到津の森公園(小倉~天神の高速バス停)から無料送迎バスがある。あじさいの湯から河内藤園までは徒歩3分。河内藤園とは無関係であり、施設利用(温泉や食事、~1000円)が乗車条件。タダ乗りは絶対にやめましょう。

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河内藤園が人影まばらな5年前ならこの方法をお勧めできたが、2015年は圧倒的な定員超過により多くの人が乗れなかった。今年は河内藤園シャトルバスの運行期間はそちらに乗ろう。

タクシー

八幡駅から片道2750~3100円(約20分)、小倉駅から片道3870~4350円(約30分) ※タクシーサイト調べ

見ごろ時は八幡駅前に河内藤園行きの行楽客が集まる。バスに定員超過で乗れない場合はお互いに声をかけてタクシーに相乗りしよう。

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引野口バスターミナルから林道市ノ瀬奥田線経由で河内藤園へ向かうのは勧めない。林道は林道管理者の裁量で通行禁止にできる。2015年の開花時期は夜間を除いて封鎖されたようだ。しかし八幡駅前でタクシーに乗ると、このルートで連れて行かれたという情報もある。自己責任で。

レンタカー

北九州空港、小倉駅周辺、八幡駅周辺のいずれかでクルマを借りる。小倉駅周辺はレンタカー各社の店舗が揃い、宿泊や飲食の利便性が高い。北九州空港―小倉駅間はシャトルバス(33分)がある。

自家用車

[北入り] 北九州都市高速道路4号線「山路」または「大谷」ランプ下車、約20分。2015年は現地への一本道である県道62号が全線渋滞し、河内藤園の係員が起点の大蔵まで出向いて渋滞案内をしていた。2016年は前売り入園券が必要なことを知らせて車両の流入を防ぐ。去年ボトルネックとなった県道62号景勝町の道路工事も暫定終了して、交通の流れは非常によい。大蔵から30分あれば余裕で現地に到着する。

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[南入り] 九州自動車道「小倉南」または「八幡」インター下車、約25分。国道322号または国道211号から県道61号に入り、山間の小集落、田代町で県道62号へ入る。県道62号田代町~河内藤園間は2015年に発生した土砂崩れのため2か所で片側通行規制があり、総重量10トン以上の車両は通行止め。工事個所は下の動画か、上の河内藤園沿道案内で確認しよう。現状では北入りのほうが交通の流れがよい。

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現地では係員の誘導に従って駐車場に入る。一番遠い駐車場に案内されても腐らない。駐車料金は無料。

2016年の現地状況

現地への交通手段は自家用車のみであり、2015年までは渋滞の列が伸びても来園者数は駐車場の最大容量によって一定に保たれた。混雑するといっても藤の鑑賞を妨げるほどの人出ではなかった。

2016年からは自家用車を制限することで観光バスの来園が可能となるほか、河内藤園自らもシャトルバスの運行に乗り出す。渋滞は緩和しそうだが、園内や現地周辺は人であふれそうだ。一方で行楽客が休憩して飲食できる場所が河内温泉あじさいの湯しかない状況は変わらない。

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河内藤園では藤の木の保護をさらに強化している。2015年は大藤棚の藤の木を竹で囲い、木製通路を敷設して人の移動を制限した。2016年は藤トンネルにも木製通路を敷設する。この木製通路は来園者の足元の安全を確保する狙いもある。去年は降雨後の園内で来園者が足を滑らせて怪我をし、満開時の貴重な1日が臨時休園になった。

藤トンネルは藤の花と素朴な土の対比が美しかった。この絵が受け入れられるかどうかは分からない。

2016年4月16日作成

資料

参照記事(外部サイト)
河内藤園 - 公式
開花情報等を口コミで確認 - ツイッター
お散歩がてら - 長年の贔屓客の方
関連項目(ガゾーン内)
河内藤園 - あらまし
特集 河内貯水池 - 八幡製鐵のダム。着工当時は東洋一の巨大ダム。

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