2008年12月20日作成
道の果て、地の果て
地の果て 不動山の南壁
不動山頂
不動山の頂に咲く花
不動山の頂から平尾集落を望む 撮影(全5枚) 2004年5月
不動山は、中空のカルスト台地・平尾台の南東壁を構成する山峰。標高411m。山といっても平尾集落から見れば50m程度の丘でしかなく、山頂のすぐ下に畑がある。山頂の手前まで普通自動車で行ける。南東斜面は最大傾斜角が60度以上ある急壁で、あちらとこちらではまったく表情が異なる。
不動山の南壁を地の果てと呼ぶ。平尾台支線林道から南へ伸びる未舗装の農道に入れば数分でたどり着く。ここで道は果て、台地はすっぱり切れて一気に180mも落ちる。崖は下に行くほど傾斜が急で、見下ろしても斜面が見えない。真下が見えることから、山頂からの景色というよりは、飛行機から眼下を眺める感覚だ。
写真は新緑の5月だが、10月に再訪したところ、行止まり前の30m程度は路上に草が生い茂って普通車では近づけなかった。車で崖っぷちまで行けるのは、草が生い茂る前の初夏までだろう。
この断崖絶壁に不動坂と呼ばれる歩行者専用の旧道が通る。道は「未舗装でつづら折状に造られており、崖側の要所は石垣で補強されております」(北九州市まちかど探検)。現在はハイキング客が好んで歩くようだ。途中に不動洞なる鍾乳洞がある。洞口は湧水口で、不動滝を流れ落ちて小波瀬川に合流する。
2008年12月20日作成
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Ti-no-hate (The End of the Ground), Mt. Hudô, Hiraodai, Kitakyûsyû Quasi-National Park