ガゾーン関門都市圏

2008年12月3日作成

平尾台 大平山

公園種別
地域制公園 > 国定公園 > 北九州国定公園
公園施設
九州自然歩道
場所
北緯33度46分13秒、東経130度53分58秒
(北九州市小倉南区)
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目白洞前から大平山を望む 2004年5月

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目白洞前から太平山を望む 2005年3月

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県道28号吹上峠の手前から太平山を望む 2003年4月

あらまし

大平山(おおへらやま)は、中空のカルスト台地・平尾台の北西壁を構成する山峰。標高587m。北斜面は断崖絶壁に近い急斜面だが、写真を撮影した平尾台上の茶の床(目白洞付近)からの高さは150m程度しかなく、斜面も緩やかで大きな丘に見える。

平尾台の「羊群原」なる場所は、大平山の南斜面あたりを指す。春の野焼きで岩肌(ピナクル)があらわになり、茶の床から眺めると、羊の群れの照り返しで山全体が眩い。ススキが伸びる夏頃から石灰岩が見えなくなり、秋には草山になる。

戦前の平尾台は陸軍省の演習場だった。戦後は開拓地として東谷農協へ払い下げられたが、景勝地保護に執念を燃やす小倉市と、石灰石鉱山の拡大を目指すセメント会社が不服を申し立て、三者が激しく対立した。羊群原あたりは三者の利害が正面衝突した場所だ。この丘は20年に及ぶ紛争を経て、あるがままの姿を保っている。

普通自動車の入れる道路がなく、山頂を目指すのなら吹上峠、あるいは目白洞から意を決して歩いてゆくほかない。所要時間は片道40分~50分程度。

2008年12月3日作成

資料

参照記事(外部サイト)
平尾台自然観察センター
平尾台の歴史 - パークマン1号のひとりごと
関連項目(ガゾーン内)
吹上峠 - 平尾台北西壁の峠。標高約370m。県道28号が通る。
塔ヶ峯と塔ヶ峰 - 平尾台の卓上台地を挟んで南北に存在する「トウガミネ」。
地の果て、不動山 - 平尾台南東壁の山。南斜面を「地の果て」と呼ぶ。
特集 平尾台支線林道 - 見晴台から平尾台無線中継所まで。春先の雪の日。

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